『在家佛教』12月号を発行しました。詳細は公式ページの目次をご覧ください。ミクシィ在家仏教協会コミュニティのトピックでもご紹介しています。
さて内容は実物をお読みいただくとして、当欄では例によって表紙の色に関するメモをひとくさり。（これ大切な覚え書きなんです。あとあと一括検索で参照できてたいへん便利）
表紙の基調色を決めるにあたって配慮する点は2つ。写真のイメージを引き立てること、そして直近のバックナンバーと差別化することです。
今号の色指定は迷いました。順番では青系統なので、まずシアンを30％と定めて、次に赤・黄・黒のいずれかをどれだけ足すか。ところが思いつくバリエーションがことごとく実行済みなのです。呻吟した末、ええい砂糖も塩も両方ふりかけておけ！ってな具合に、カラーチャートも見ないでマゼンタとイエローを10％ずつ上乗せ（つまり、C30 ＋ M10 ＋ Y10）。
で忘れたころに届いた色校がこの色。おおっと目を瞠って、3秒で即オーケーしましたよ。
この色は、なんといえばいいのか、銀に近い不思議な空色です。特色ならいざしらず、セットインクの掛け合わせでこんな色が出るとは驚きました。これはねらって出せる色じゃありませんよ。当事者が言うのだから間違いありません。
あらためて色事典で照合すると、配合は全然違うのですけど、セレスティアル・ブルーという名の色に近い。Celestial は〈空の、天上の、天国の、こうごうしい〉といった意味（goo辞書）だそうですので、宗教誌としてはあながち外れていなかったようです。
