7月に始まる展覧会から宗教に関連すると思われるものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。まずは月の前半分を。後半はまだ(仮称)とかがあるもので詳細を整理中。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「江戸の祈りと呪(まじな)い」
浮世絵太田記念美術館
7/1〜7/27
〈江戸の一年をみると、ほぼ毎日のように開帳や祭礼など行事がありました。こうした多くの行事は、本来は信仰を目的としたものですが、実際は物見遊山など娯楽的な性格が強かったと考えられます。さまざまな信仰が人々のくらしと密接に結びついていた江戸時代、その祈りと呪いの世界を、北斎や広重、歌麿、国貞らの浮世絵を通してのぞいてみませんか?〉
- 「世界最古の印刷 百万塔陀羅尼」
佐賀県立博物館・美術館
7/1〜9/17
〈今から1200年余り前につくられた百万塔陀羅尼を展示します。百万塔陀羅尼は、作成年代が明らかな印刷物としては世界最古といわれます。奈良時代につくられた百万塔陀羅尼の県内での公開は初めてです。〉
- 「対決 巨匠たちの日本美術」
東京国立博物館
7/8〜8/17
〈『國華』創刊120周年を記念して開催するこの展覧会では、『國華』誌上を飾ってきた名品・優品を、作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの巨匠たちを2人づつ組み合わせ、「対決」させる形で紹介いたします。国宝10余件、重要文化財約40件を含む、計100余件。〉
- 「特集陳列 二体の大日如来像と運慶様の彫刻」
東京国立博物館
7/10〜9/21
〈近年発見された、運慶作品と考えられる光得寺と真如苑所蔵の二体の大日如来像と、関東などに残る運慶の作風にならった像、運慶の孫が造った像などを展示し、鎌倉時代における運慶の役割を示します。〉
- 「裴世清の見た風景」
柏原市立歴史資料館
7/12〜9/14
〈遣隋使として送られた小野妹子らの帰国とともに、中国の随から裴世清(はいせいせい)らが使節としてやって来ました。それから今年で1400年。大和川をさかのぼって飛鳥まで至った裴世清らは、どんな風景を眺め、どんな想いを抱いていたのでしょうか。大和川流域の遺跡から考えてみます。〉
- 「国宝鑑真和上展」
静岡県立美術館
7/12〜8/31
〈過去4度の大修理を経てその姿を保ってきた金堂ですが、平成のこの時代に、大規模な解体修理が行われることになりました。これを記念して国宝9件・重要文化財34件を含む約140点の貴重な寺宝を一堂に公開。〉
- 「石山寺と湖南の仏像」
大津市歴史博物館
7/13〜8/24
〈石山寺を中心とした石山、瀬田、田上、大石、宇治田原町などの瀬田川流域、田原道沿道の湖南地域にスポットを当て、今は忘れ去られている近江と南都の親密な交流を、現存する仏像をとおして辿ろうとするものです。〉
――後半につづく