9月に始まる展覧会から宗教関連と思われるもののピックアップで、9月前半分の続き。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 特別展「スリランカ 輝く島の美に出会う」
東京国立博物館
9/17〜11/30
〈仏像やヒンドゥー神像、仏具などの宗教芸術作品や、美しい宝石をふんだんにあしらった宝飾品など、国宝級の作品を含む約150件、スリランカの粋を一堂に集めて展覧いたします。〉
- リニューアルオープン記念「法隆寺の名宝と聖徳太子の文化財」
石川県立美術館
9/20〜10/24
〈法隆寺から百件を超える文化財を出品していただきます。今回の目玉は何といっても「玉虫厨子」。法隆寺の特別なご配慮で日本海側では初めての出品となります。ほかにも工芸どころ石川を意識して「黒漆螺鈿卓」や「蜀江錦」など工芸品を中心に仏像や絵画、伎楽面など国宝・重要文化財だけで五十五件を数える超豪華な展覧会となります。〉
- 特別展「はちのへのお寺さん」
八戸市博物館
9/20〜11/3
〈八戸には40あまりの寺院があります。これらの多くは「お寺さん」と呼ばれ、歴史の中で地域の人々の生活に深く根ざしてきました。今回の特別展では、仏像や掛軸などの寺宝を通して、「お寺さん」が地域の歴史や人々の信仰と、どのように結びついてきたかを紹介します。〉
- 千葉県の指定文化財展「房総の仏像・仏画」
千葉県立中央博物館
9/20〜10/19
〈本展では、千葉県内各地の21か所の寺院・神社・地区の御協力をいただき、21躯の仏像と約30点の仏画・仏具などを展示いたします。なお、本展は県立美術館・博物館6館共同の企画・作業・運営により開催されるものです。〉
- 特別展「禅・茶・花」
東京美術倶楽部
9/21〜10/12
〈正木美術館の開館40周年を記念し、選りすぐりの名品約70点とともに、正木コレクションの全貌を館外で本格的に紹介する初めての展覧会です。若き日の雪舟「山水図」、画家長谷川等伯と伝わる「千利休図」を中心に、茶道美術においても重要な位置を占めている正木コレクションの茶道具の数々が出品されます。〉
- 特別展「国宝 天神さま 菅原道真の時代と天満宮の至宝」
九州国立博物館
9/23〜11/30
〈この展覧会では、太宰府天満宮や北野天満宮をはじめ、全国天満宮の至宝を中心に、菅原道真と天神信仰のすべてをご紹介します。道真の形見の品とされる国宝「伝菅公遺品」やその生涯を描いた国宝「北野天神縁起絵巻」など、「天神さま」ゆかりの国宝がこれまでにない規模で集います。また今回、アメリカのメトロポリタン美術館から「北野天神縁起絵巻」も里帰りします。〉
- 企画展「服部コレクション 小金銅仏の世界」
早稲田大学會津八一記念博物館
9/24〜10/16
〈校友で実業家の服部和彦氏より寄贈を受けた東洋美術コレクション660点あまりの中で、小金銅仏のコレクション約120体を展示します。中国の五胡十六国〜清代、新羅や高麗、東南アジアやチベットの作品など、時代・様式ともに体系的で、東洋美術史研究の一助となる貴重な作品群です。〉
- 「仮名と墨蹟 文字は、芸術になる。」
サンリツ服部美術館
9/27〜12/2
〈館所蔵の仮名と墨蹟の名筆約50点を展示いたします。仮名には、高野切・伊予切・継色紙・寸松庵色紙・本阿弥切・香紙切などの平安時代の優品が多く、墨蹟も中国・宋元時代の名だたる禅僧の書を含み、まさに仮名と墨蹟の粋をご覧いただけます。196葉の歴代名家の書をおさめた手鑑『草根集』も初の全面公開となります。〉
- マイミュージアムギャラリー「中村久子女史の世界 人生に絶望なし」
岐阜県博物館
9/28〜11/3
〈両手両足の切断という重い障がいを抱えながらも、たくましく生き抜いた中村久子女史(岐阜県高山市出身)の人生を数々の遺品と写真パネルで紹介〉
- 企画展「古仏との対話 井上芳明と土佐の仏像」
香美市立美術館
9/27〜11/9
〈高知の魅力ある仏像と、写真家・井上芳明のコラボレーション展〉
- 特別展「KAZARI 日本美の情熱」
広島県立美術館
9/27〜11/9
〈縄文土器から現代にいたるまで日本文化の源流ともいえる「かざり」のさまざまな特質を、絵画、工芸、芸能などの分野を超えた構成により紹介します。さらに祭礼などにおいて今日にも続く「風流のかざり」にも注目します。〉