12月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「古事記1300年 大須観音展」
名古屋市博物館
12/1-1/14
〈大須観音の所蔵品は、国宝4件、重要文化財37件を含む平安から室町までの仏書、典籍類が一万点を超えます。古事記誕生から1300年、大須観音が木曽三川の中洲から名古屋に移転して400年を迎えます。この記念すべき年に大須観音が伝える文化財の数々と、街とともに歩んできた歴史を広く紹介します。〉
- 「南無阿弥陀仏」
大分県立歴史博物館
12/7-1/14
〈阿弥陀仏への祈りとともに、法然や親鸞など、阿弥陀仏をひたすらに祈ることを伝えたお坊様へのおもいが生みだした、文化財を展示します。仏教は奥深くて、おもしろい。冬の博物館は、阿弥陀仏をテーマに、豊かな大分の仏教文化を紹介します。〉
- 「法華経の世界」
神奈川県立金沢文庫
12/7-2/11
〈「法華経」には、いったい何が書かれており、どのような歴史を持ち、なぜ私たちが身近に感じるにいたったのでしょうか。本展示では、「法華経」に関わる様々な文化財を通して、「法華経」の広くて深い世界の一端を紹介します。〉
- 「おん祭と春日信仰の美術」
奈良国立博物館
12/8-1/20
〈この伝統あるおん祭を取り上げ、絵画、文献史料等を通じて、その歴史と祭礼の一端を展示するものです。本年は江戸時代におん祭を描いた絵画を特集し、新出作品、初公開を含む10数点を一堂に会します。また、併せて春日社の社家が担った文芸活動をテーマに、高名な春日懐紙をはじめ南都ゆかりの和歌集、日記、連歌資料などを展示します。〉
- 「仏教の思想と文化 インドから日本へ 第2期」
龍谷ミュージアム
12/8-1/27
〈仏教の生まれたインドから日本に至るまでの仏教の2500年の歩みを、大きく「アジアの仏教」と「日本の仏教」に分けて通覧します。〉
- 「京都を学ぶ 打敷の意匠 町衆のこだわり」
大谷大学博物館
12/11-2/16
〈本山から下付された御内仏や、神田家の法要で用いられた打敷を紹介する「打敷の荘厳」と、神田家に伝来する記録と真宗信仰を紹介した「神田家と真宗信仰」の二つのテーマによって構成しました。〉
- 「八瀬童子 天皇と里人」
京都文化博物館
12/15-1/14
〈京都洛北比叡山のふもと八瀬で千年以上もの間、独特の村落共同体をつくり、生活をしてきた人々が八瀬童子です。特異な歩みを伝える資料が、2010年に国の重要文化財に指定されました。関連資料の中から約七〇点を展示し、八瀬童子と八瀬地域の特質を探ります。〉
- 「十一屋コレクションの名品 野口柿邨をめぐる文人たち」
山梨県立美術館
12/15-2/11
〈滋賀県蒲生町に本邸を置く「十一屋」野口家は、江戸時代中期に甲府へ出て酒造業を営み繁栄した豪商です。美術館は十一屋から多数の鉄斎や長子正章に嫁いだ女性南画家の野口小蘋などの寄託を受けてきました。〉
- 「白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ」
Bunkamura ザ・ミュージアム
12/22-2/24
〈白隠作品の多くは、寺院、個人などに所蔵され、一般観客の目にふれる機会はこれまできわめて稀でした。本展では、全国に散在する作品のうち、大作を中心に 約100点を選りすぐり、一堂に展示します。〉
- 「當麻寺菩薩面と古代の匠のプロフィール」
葛城市歴史博物館
12/3-1/14
〈平成25年は、當麻曼荼羅完成1250年の記念の年になります。このことから、當麻寺練供養会式で8年前まで使用されていた「菩薩面」(鎌倉から江戸時代)28面すべてと、「墨書男性人物落書き板」(平安初期)を中心に、関連資料を一堂に集め、特別陳列を行います。〉