仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

(4)2004.4〜2005.2

《仏報》の過去の〈更新履歴〉をまとめて貼りつけておきます。【4/全5回】

2005/2/25

 各新聞社サイトが一斉に二光寺廃寺発掘のニュースを報じています。この中で「せん仏」が出土したと説明しているのですが、この「せん」がJIS漢字コードに無いため、ご覧のようにぱっと見なんだかわからない表記となっています。

 「せん」は〈土+專〉という漢字1字で、その意味は「(1)かわら=甎、(2)かわら製のいとくり」(新字源)の意だそうです。「せんぶつ」とは、「素焼きの甎(かわら)に仏像を浮き彫りに表したもの」(goo国語辞書)で、美術の世界で使われる専門用語のようです。

 表示できない漢字表記の説明は各社各様です。


 ・朝日新聞〈「土」へんに「專」〉

 ・毎日新聞(漢字説明なし)

 ・日経新聞(漢字説明なし)

 ・読売新聞〈土ヘンに「専」の旧字体

 ・産経新聞〈地の也が專〉


 そして、ただでさえ漢字表記もできないこの語をどう補足しているのかと言うと、


 ・朝日新聞〈仏像の土製レリーフ

 ・毎日新聞レリーフ状の型押しの仏像〉

 ・日経新聞〈古代のタイル「せん」に仏の姿を浮き彫り〉

 ・読売新聞〈粘土を焼いたレリーフ状の仏像〉

 ・産経新聞〈仏像のレリーフ


 といった具合。「レリーフ」というのもあらためて考えると何を指すのかわからないので、もう一度goo国語辞書を開いてみると、「浮き彫り(1)に同じ」とあって、その指示先に当たると「平らな面に模様や形が浮き出すように彫り上げた彫刻。うきあげぼり」と出てきます。ちなみに「relief」は「(苦痛などの)除去、安心、救助」(goo英和辞書)などを意味するいわゆるリリーフと同語なのですね。

 記者たちは「レリーフ」という横文字で通すのは気がとがめ、かといって一般的に通じる言葉がみつけられず、しかたなく専門用語に頼った、というところでしょうか。

2005/2/20

 なかなか現れませんねえ、〈話題〉欄のニュース。2月に入ってからめっきり減って、更新の行なわれない日々が続いておりますが、こればっかりは捏造するわけにもゆかず、じっと待つのみ。

 2月はことのほか短く、このままではずいぶん薄っぺらな1か月になってしまいます。

 

2005/2/15

 ラジオ深夜便「こころの時代」放送予定の〈予定〉欄への掲載が、諸般の都合で今年に入ってから中断しておりました。

 しかしこのたび、やはり記録として残しておくことに意義があると思い直し、さかのぼって掲載することにしました。番組の放送が終了した情報はすでに〈予定〉ではありませんが、ご理解の上でご覧ください。

 もうインターネット上に見当たらない過去の日については、別冊ステラ月刊『ラジオ深夜便』を情報源としました。

 

2005/2/10

 あ、大きな展覧会の巡回展が明日から始まるところでした。首都圏中心に情報収集していますと、つい他地域への配慮がおろそかになりがちです。注意注意。

 4月を年度始まりとする美術館では、3月末の会期終了から逆算しますと、ちょうど今頃が今年度最後の企画展の開始時期のようです。

 

2005/2/5

 仏報各項の古いものを格納庫「archives」フォルダ内へ移動。対象は〈話題〉欄11月分、〈予定〉欄11月分、〈記事〉欄11〜12月分、〈新刊〉欄11月分。

 だいぶ溜まっていました。ことに〈記事〉欄なんて100キロバイトもありましたよ。理想値の上限と考えている40キロバイトの2.5倍にもなっています。

 全然関係ないのですけど、そういえば、ひっきりなしに届く添付ファイル付ウイルスメールのファイルサイズが決まって40キロバイトなんですよね。「40KBには気をつけろ!」を肝に銘じたいと思います。

 

2005/2/1

 2月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。

 当欄は〈更新履歴〉とは名ばかりで、日々の更新中に気づいたこと、更新作業からこぼれ落ちた情報などをメモしておくコーナーです。

 この時期は1月26日の文化財防災デーに合わせて境内で消火訓練をしたとか、2月3日の節分に有名人を呼んで豆まきをしたなどと、お寺での催しが相次いで報道されるのですが、そういう定例行事は当〈話題〉欄では取りあげておりません。あしからず。

 

2005/1/30

 9〜12月のキーワード検索ベストテンを掲載します。これは、どんな言葉を検索して当サイトを訪問したのかを、各月ごとに集計したものです。

9月の検索キーワード[2004/9/1 - 9/30]

 1.山手勝

 2.岸上たえ

 3.在家仏教協会

 4.昇地三郎

 5.在家仏教

 6.田畑正久

 7.山川宗玄

 8.在家

 9.仏教

 10.法事の服装

10月の検索キーワード[2004/10/1 - 10/31]

 1.在家仏教

 2.在家仏教協会

 3.在家

 4.仏教

 5.長尾栄一

 6.法事の服装

 7.松江美術館

 8.仏教について

 9.仏教協会

 10.少年少女の仏教

11月の検索キーワード[2004/11/1 - 11/30]

 1.在家仏教

 2.在家仏教協会

 3.仏教

 4.在家

 5.座禅の歴史

 6.田畑正久

 7.平岡右照

 8.秋の名句

 9.鑑真とは

 10.奈良の紅葉

12月の検索キーワード[2004/12/1 - 12/31]

 1.仏教

 2.在家仏教協会

 3.在家

 4.在家仏教

 5.宮田雄史

 6.藤川和尚

 7.初詣人出予想

 8.こころの時代 川口由一

 9.村瀬明道

 10.仏教協会

 ご参考までに、検索回数は1位が1か月で50回前後、10位あたりで10回強です。

 キーワードをおおざっぱに分類すると次の3種類。1つは協会名の関連で「在家仏教」「仏教協会」など。2つめはNHKほかメディアの予定に載せた出演者名。そして3つめはその他で、季節の言葉やその時々の話題などです。

 なかでもとりわけ、「仏教」という大枠のキーワードがじわじわと順位を上げているのはうれしい限りです。

 

2005/1/25

 ん、やばい。ちょっと更新を怠っていた〈新刊〉欄の情報が溜まってきてしまいました。

 正月早々、新刊は出ないだろ、とのんびり構えていたんです。ところが、正月どころかいつの間にやら間もなく1月も終わりなんですね。

 さっそく新規まきなおしです……

 と言おうと思って、「まきなおし」と入力して変換したら、なんと「蒔き直し」と出るじゃありませんか! まきなおしって「改めて種をまくこと」(goo辞書)だったんですね。ゼンマイのねじでも「巻き直す」のかと勘違いしていましたよ。

 

2005/1/20

 野田風雪さん、前田惠學さん、ランベルト・シュミットハウゼンさんが第39回仏教伝道文化賞に決まりました。皆様おめでとうございます。

 ことに野田風雪先生は地道な活動をされていらっしゃるので記録資料が少ないようですが、「仏報」内を検索すると、

 ・朝日新聞2002/11/25付夕刊〈こころ〉

   野田風雪さんと読者が考える「出来心」

 ・NHK教育テレビ2003/2/23〈こころの時代〉

   野田風雪「煩悩にさまたげられて」

 がヒットしました。あ、あと、『在家佛教』2004/12月号の講演録「慙愧という正法」もよろしく。

 前田惠學先生は山喜房佛書林から『前田惠學集』全7巻別巻附巻が刊行中です。

 

2005/1/15

 ただいまウェブ構築に関してCSSを勉強中。CSS=カスケーディング・スタイル・シートは「HTMLにおいて,レイアウトに関するタグを定義しスタイル-シートとして組み込むための規格」(goo辞書より)。つまり文字の大きさや行間を指定するのに有効な手段なのですが、こういうのは立ち上げの初期段階で導入すべきものであって、途中で追加するというのはどうも無理があります。

 とりあえずトップページの一部に適用してみましたが、本当にこれでいいのかな? しばらく試験運行中です。

 

2005/1/10

 〈予定〉欄に明後日開始の東博唐招提寺展」を追加。

 ところで、この展覧会の広告が朝日新聞東京本社版本日付35面下に縦2段×横2分の1の大きさで載っていますが、ここに「開催中!」とあるのは掲載の勇み足でしょう。これ見たら今日あるいは明日にでも行っちゃうよね。

 

2005/1/5

 新春初頭、トップページのかたちをいじくっています。リニューアルと言えば聞こえが良いのですが、メインに据えた「写真付きお知らせ情報」と「仏報」と「ナビゲーションボタン」の3要素の順序を単に変えただけ??結果的にそうとしか見えないのがちょっと悔しい。

 「仏報」はスタート以来、とにかくテキストオンリーでの構築を貫いてきたのですが、このたび初めて看板のGIF画像を加えてみました。

 

2005/1/1

 あけましておめでとうございます。仏報サイト更新担当のカズキヨです。

 NHKの「ゆく年くる年」をぼけーっと眺めながら新年を迎えました。同番組で中継されていた寺院は、

  長野・常慶院

  新潟・洞照寺

  大分・臼杵石仏

  京都・清水寺

  岩手・毛越寺

  石川・那谷寺

 で、そのほか明治神宮厳島神社金刀比羅宮などの様子も映し出されて、豪勢な参拝を自宅に居ながらにして済ませることができました。

 



2004/12/31

 さすがに年の瀬も押し詰まってきますと、市販物の〈記事〉や〈新刊〉は出てきません。流通が止まってますから。

 こういう時に強いのは、たとえばメルマガですね。昨日4つ追加、今日3つ追加。「配信予約」のような機能で発行しているのかもしれませんが。

 〈新刊〉欄はお蔵出しという感じで年末の更新。古いものも混じっているようなので、こっそりと…。

 

2004/12/29

 毎週日曜日のNHK教育テレビ「こころの時代」とラジオ第2「宗教の時間」は、正月2日には放送がないようです。

 ひょっとしたら時間帯が変わったってこともないともいえず、NHK番組表をあれこれ確認していましたら、別の特別番組をいくつか見つけました。


12/31 午後0:10〜0:55 ラジオ第2

 「こころの時代選集 ラジオ深夜便

   「生死を超える道へ〜私の人間診断」(1)医師:志慶眞文雄

12/31 午後9:00〜10:00 ラジオ第2

 「NHKカルチャーアワーセレクション」

   「人間を考える〜私の生き方、考え方」作家・僧侶:玄侑宗久

1/1 午前9:00〜10:00 総合テレビ

 「平成洛中洛外図〜平山郁夫 1200年の美を見つめて」

1/1 午後0:10〜0:55 ラジオ第2

 「こころの時代選集 ラジオ深夜便

   「生死を超える道へ〜私の人間診断」(2)医師:志慶眞文雄

1/1 午後9:00〜10:00 総合テレビ

 「NHKスペシャル 新シルクロード

   プロローグ「25年目のシルクロード

1/2 午後9:00〜10:00 総合テレビ

 「NHKスペシャル 新シルクロード

   第1集「楼蘭 四千年の眠り」

1/3 午前8:38〜9:21 総合テレビ

 「こんぴらさん 平成の大改修 受け継がれる匠の技」

1/3 午後7:30〜8:45 総合テレビ

 古代史ドラマスペシャル「大化改新」(前編)

   「青春の飛鳥」

1/3 午後9:00〜10:15 総合テレビ

 古代史ドラマスペシャル「大化改新」(後編)

   「友への誓い」

1/5 午前5:05〜5:30 教育テレビ

 「今さら聞けない!オトナのための教養事典」

   第3回「仏の顔は何度でも見たい」瓜生中

 

2004/12/25

 このところ〈話題〉欄の記載が立て続けに増えています。23日3件、24日1件、25日2件。世間はクリスマスだというのに。

 クリスマスだから奮起している、ようにもみえます。

 

2004/12/20

 ずいぶんたまってしまった過去情報を切り分けて別フォルダへ移動。〈話題〉の9〜10月分、〈予定〉の10月分、〈記事〉の10月分、そして〈新刊〉の9〜10月分。

 あ、4欄の最新版がすべて11月からと珍しく足並みが揃いました。

 それにしても、まだファイルサイズが大きすぎるようです。もう少し思い切って切り抜いたほうがよいかも。なんとか年内には。

 

2004/12/16

 〈話題〉欄に「五重塔の耐震性を大型模型で振動実験」を追加。その詳細を少々補足します。

 ウェブ上の第一報は朝日の12月13日早朝で、実験16日開始の予告。次いで読売が同日夜、13日実験開始と報道。そして日経は12月16日夜の更新で、実験をした旨の報道。うーん、いったいいつの出来事なのでしょうか?

 もう1つ、最後の日経記事ではまるでこの実験のために模型をつくったかのように報じていますが、読売では「借りた」ものだと明言。さらに朝日は念入りに「模型は借り物で1基約5000万円と高価なため、倒壊させずに揺れの加速度や層のゆがみなどを測り」うんぬんと報じています。

「借りたもの」だから「壊しちゃいけない」はこのニュースの大事なポイントだと思います。

 

2004/12/12

 なぜか〈予定〉欄にはテレビ番組ばかりが並んでいます。

 NHKはともかく、民放の番組はみな首都圏の放送予定に基づいています。ひょっとしたら東京ローカルのオンエアなのかもしれません。

 

2004/12/10

 ほとんど誰も気に留めていないと思いますが、在家仏教協会トップページ最下段にアクセスカウンターが設置されていまして、これが本日「50000」を記録しました。

 ご参考までに、「40000」に達したのが8月21日で、それから112日でプラス1万となりました。

 

2004/12/5

 ここへ来て、なぜか女性誌で京都特集ラッシュ。


エル・ジャポン1月号 アシェット婦人画報社 580円

 私だけの京都へ!

メイプル1月号 集英社 980円

 京都百景

フラウ12月14日号 講談社 500円

 週末を京都・町家に暮らす

ヴァンサンカン1月号 アシェット婦人画報社 780円

 運命の街、「パリと京都」


 秋の行楽シーズンを外してみたら、思いもよらずここで足並みが揃っちゃいましたね。

 それはさておき、男性誌にも、もうちょっと興味を持ってほしいものです。

 


2004/12/1

 12月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。

 月が替わっていきなり「法隆寺で国内最古の壁画が出土」(〈話題〉欄)。若草伽藍キター、ってな感じでしょうか。

 果たしてこれで法隆寺再建論争に終止符が打たれるのか。それともまだ一波乱あるのか……。

 なんにしても、すでに今年の10大ニュースを選択し終わっていた歴史学者・考古学者は今頃たいへんでしょうね。

 

2004/11/29

 これからちょっと遠出をしますので、少し早いのですが、『在家佛教』1月号のデータをアップします。

 同号の発行は12月1日です。くれぐれもよろしくお願いします。

 

2004/11/24

 和歌山県立博物館の「空海と高野山」展来場者が投票する国宝八大童子立像人気投票が11月23日の会期終了とともに締め切られ、結果が公表されました。総投票数2078票。で順位は次の通り。

  1位 678票 阿耨達童子

  2位 434票 制多伽童子

  3位 363票 矜羯羅童子

  4位 198票 恵光童子

  5位 166票 烏倶婆ガ(言+我)童子

  6位  99票 恵喜童子

  7位  78票 指徳童子

  8位  62票 清浄比丘童子

 主催者コメント〈人気?1は龍に乗った阿耨達童子でした。従来あまり注目されていなかった童子像でしたので、大健闘といえるでしょう。制多伽童子や矜羯羅童子も順当に票を伸ばしました。皆様の心にのこる童子像はどんな結果でしたか? 投票には大変多くの皆様に御参加頂きありがとうございました。心よりお礼申し上げます。〉

 

2004/11/20

 〈予定〉欄に加えた「祈りの道」東京展が、きょう始まりました。

 同展の情報は会場の世田谷美術館サイトよりも、主催者である毎日新聞社NHKプロモーションが詳しいです。

 とりわけ、毎日新聞が大阪会場の観覧者を取材した「会場だより」と、東京会場へ蔵王権現立像を輸送する実況記事は読ませます。

 しかしこの出品一覧はもう少しなんとかなりませんかね。縦長・幅広で非常に見にくく、いらだちます。

 

2004/11/17

 あ、奈良の正倉院展、すでに終了していましたね。トップページから削除。

 月末にかけて、大きな催し物がいくつかフィナーレを迎えます。

 これで〈予定〉欄も寂しくなるかとおもいきや、とんでもない、これから冬の陣が始まります。乞うご期待。

 

2004/11/12

 8月に〈新刊〉欄へ載せた『京都観光文化検定試験公式テキスト』(淡交社)に74カ所の誤記があることが判明しました。

 産経新聞ほかの報道によると、同書は大学教授ら有識者18人が分担して執筆し約4万5000部販売しましたが、読者から問い合わせが相次ぎ、試験を主催する京都商工会議所と版元が再点検。このたび誤りを公表するとともに、12月の同試験受験予定者約8000人に正誤表とおわびを送付したといいます。

 誤りの例は、清水の舞台の高さが約31メートル(→正しくは約13メートル)、広隆寺の本尊が弥勒菩薩(→聖徳太子像)など。正誤表がこちらにあります(PDFファイル)が、本文と照合してみないことには、何がどう間違っているのかよくわかりません。

 でもおそらく、検定試験を受けようってほどの人なら誰しもこの程度の誤りを見抜けるんじゃないでしょうか。実はこれが一次試験だったのかも。

 

2004/11/10

 おおっ、〈記事〉欄の追加ラッシュです。月刊誌やらメルマガやら、合わせて5つも加えますと、残りはまた次の更新で、って気分に。

 というわけで、ちょっと出し惜しみをして次回へ。

 

2004/11/6

 たまった過去情報を整理し、〈話題〉7〜8月分、〈予定〉9月分、〈記事〉9月分、〈新刊〉8月分、そして〈履歴〉5〜6月分をそれぞれ切り抜いて、所定の倉庫(アーカイブス・フォルダ)に格納しました。

 むかしはファイルのサイズが30キロバイトを超えると、開くのが大変ではないかと心配してこまめに切り離したものですが、今や60や70キロバイト程度では何とも思わなくなりました。ブロードバンドの恩恵であり、弊害でもあります。

 

2004/11/1

 11月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。

 秋の京都を特集する雑誌の紹介第2弾、主に10月発行号から。


るるぶじゃぱん11月号 JTB 350円

 京都のほんまもん

ヴァンテーヌ11月号 アシェット婦人画報社 700円

 1泊2日で味わう洗練の和 ヴァンテーヌ趣味の京都巡り

週刊女性10月26日号 主婦と生活社 320円

 レンタサイクルで自由自在! 紅葉の京都

シュシュ11月1日号 角川書店 320円

 鎌倉箱根京都よくばり紅葉旅

別冊和樂秋冬号 小学館 950円

 知と美は京都にあり

東京カレンダー12月号 アクセスパブリッシング 580円

 ヴィンテージ京都

天上大風 秋号 学研 790円

 京都 禅(ZEN)な旅

家庭画報インターナショナルエディション秋号 世界文化社 840円

 「体感」する京都 古都の真髄に触れる7つの旅

家庭画報特選デリシャス Vol.3 世界文化社 1300円

 伝統と新風に挑戦する京料理の今

'05京都を遊ぶ本 講談社 780円

 カンイチが選んだ京体験400

日本の町並み第4号 学研 560円

 嵯峨野 平安貴族が遊んだ京都の奥座敷

にっぽにあ2004年第30号 平凡社 238円

 京都、行こう千年の都へ


 今年の傾向として、昨年までの勢いは通常号ではなりをひそめ、代わりに別冊や増刊号にシフト、という感じでしょうか。

 

2004/10/30

 久しぶりに京都国立博物館のサイトを開けたら、いつしかリニューアルされていました。知らずにいたお詫びかたがた〈予定〉欄に展覧会を3件追加しました。

 やっぱり東博の刷新に触発されたのでしょうか。がんばれ京博。どうする奈良博

 

2004/10/27

 〈話題〉欄に追加した「中国政府が中日韓の仏教友好交流を支持」というニュースの出所は「中国国際放送局日本語放送(北京放送)」です。中国発の日本語報道なので、順番が中、日、韓というわけ。

 同サイトには初めてアクセスしました。グーグルのニュースで「仏教」を検索して出てきた思いもよらぬ収穫です。

 

2004/10/23

 台風通過後に目を引いたニュース。


ヤフー過去最高アクセス10億件

 読売新聞(10/21付Web)によれば、ヤフー・ジャパンの1日当たりのアクセス数が、日本列島に台風23号が被害をもたらした10月20日に過去最高の10億3000万件となったと発表されました。会社員が帰宅前に気象情報などを確認するためのアクセスが急増したほか、外出できずに時間をもてあましネットショッピングをした人などが増えたことによるとみられます。


 たしかに、悪天候などでみんな家に閉じこもっているんだろうなと思われるときにアクセス数が増える、という手応えは当サイトでもわかります。……なーんて偉そうなこと言っても、その数はヤフーの百万分の一なのですが。

 

2004/10/18

 やれやれ今年もまた「京都」特集の秋が来たかと思っていたら、今年は違う! 〈記事〉欄にある通り、「奈良」が鈴なりです。

 この傾向をどう見るか? 単に京都を掘り尽くして見捨てられたというのもありましょう。しかし真相は、世界遺産がらみで「和歌山」をやりたいんだけど資料に乏しく、しかたなくその手前の奈良で妥協したってな感じでしょうか。

 

2004/10/13

 市町村合併が華やかなりし昨今ですが、こんな催しの予告が。


読めない地名の町村がサミットを開催

 奈良新聞(10/9付Web)によれば、「第6回全国難読町村サミットinいかるが」が10月22日、奈良市斑鳩町いかるがホールで開かれます。参加自治体は、

  奈良県斑鳩町

  奈良県榛原町

  奈良県田野町

  千葉県本埜村(もとのむら)

  新潟県頸城村(くびきむら)

  新潟県聖籠町(せいろうまち)

  長野県泰阜村(やすおかむら)

  愛知県長久手町(ながくてちょう)

  岐阜県坂祝町(さかほぎちょう)

  和歌山県上富田町(かみとんだちょう)

  島根県温泉津町(ゆのつまち)

  岡山県柵原町(やなはらちょう)

  山口県阿知須町(あじすちょう)

  同県由宇町(ゆうちょう)

  福岡県香春町(かわらまち)

 の15町村で、「先人からの継承・次代につなげるまちづくり」をテーマに、基調講演のほか町村代表者の苦労話なども交えて意見交換を行い、町村名の由来、歴史、文化などを生かしたまちづくりを考えるといいます。


 同新聞記事では奈良からの参加3自治体に振り仮名がついていませんでした。現地の新聞社としての沽券にかかわるからでしょうか。当方で補おうかと思いましたが、語尾が「まち」なのかそれとも「ちょう」と読むのか心もとないのでやめました。

 

2004/10/9

 秋の展覧会特別展開始ラッシュ。〈予定〉欄に計5件を追加。会場は関西が多いなあ。

 「空海と高野山」展サイトの「八大童子立像人気投票」という企画は注目です。観覧者へのアンケートを随時集計して公表中。ブックマークして見守りましょう。

 

2004/10/5

 「タイトルに惑わされるな!これは仏教書じゃない」シリーズ第10弾(前回は本欄同年7月25日付掲載)。


「一休魔仏行」朝松健=著 光文社 カッパ・ノベルス 1260円 04年7月刊

 〈強奪に巻き込まれ惨殺された辻君の無念を晴らすため、瓊矛奪還に立ち上がった一休宗純の前に、神、仏、魔王を越えた存在“魔仏”たらんとする六代将軍足利義教、魔少年赤松貞村、謎の神官吉田憲法らが立ちふさがる??! 中世神話の異様な世界を舞台に展開する怒濤のストーリー。〉

「まんだら探偵空海 いろは歌に暗号(かくしごと)」鯨統一郎=著 祥伝社 ノン・ノベル 860円 04年8月刊

 〈<上皇がなぜ謀反を起こしたのか探るのだ>弘仁元年、唐から帰国したばかりの若き僧・空海に帝の依頼が舞い込んだ! 巷では謀反の背後に稀代の悪女・藤原薬子の存在が囁かれている。空海は友人・橘逸勢と調査に乗り出した。が、帝は空海のライバル・最澄にも同じ命を下していたのだ。かくして始まった知恵比べ。すべての真実は、いろは歌に隠された……。〉

日蓮伝説殺人事件<完全版>」内田康夫=著 実業之日本社 900円 04年9月刊

 〈伝説シリーズ超大作、待望の完全版! 華麗なる宝石業界の裏側で渦巻く愛憎と陰謀に、名探偵浅見光彦が挑む。〉


 このシリーズも祝10回ということで(?)、今回は名僧が揃いましたな。

 

2004/10/1

 10月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。過去情報を整理し、〈話題〉6月分、〈予定〉8月分、〈記事〉7〜8月分、〈新刊〉7月分をそれぞれ切り抜いて、所定の倉庫(アーカイブス・フォルダ)に格納しました。伸び放題の髪を切ってさっぱりした気分にどこか似た思いがしています。

 このところ増加が早いのは〈記事〉欄。まことにけっこうなことです。

 

2004/9/29

 秋の風物詩であります雑誌の京都特集を紹介、まずは9月発行号から。


一個人10月号 KKベストセラーズ 800円

 新発見!魅惑の京都案内

サライ9月16日号 小学館 680円

 何度行っても、新発見 京都 サライは、こう旅する

日経おとなのOFF10月号 日経ホーム出版社 680円

 極上の京都

BAILA 10月号 集英社 650円

 紅葉の京都

Precious 10月号 小学館 700円

 大人の京都 週末旅へ

ミセス10月号 文化出版局 1000円

 食と町家をとことん楽しむ京都

東京大人のウォーカー創刊号 角川書店 580円

 京都・奈良 秋の散歩道にご招待

ChouChou関西10月号 角川書店 490円

 ヤマトナデシコ京都・奈良


 まだ序盤戦というところでしょうか。この項おそらく続きます。

 

2004/9/25

 〈話題〉欄に平等院阿弥陀如来坐像をめぐり「つり金具まで金箔張り」と「CO2で害虫駆除」という2つのニュースを載せました。

 これらはもともとまったく別の発表なのか、それともソースは同じで、その中のクローズアップした項目が違うだけなのかはよくわかりません。

 

2004/9/20

 NHK総合テレビ9月19日夜の「NHKスペシャル−老化に挑む−」で、出演者の1人の聖路加国際病院理事長・日野原重明先生が在家仏教協会で今年7月に講演されたもようが放送されました(ほんの30秒足らずでしたが)。

 

2004/9/18

 〈話題〉欄18日付の「日泰寺」はその名の通りタイ王国と大いに関連があり、前日の「ハリウッド・ブッダ」に引き続いてタイ・ネタです。

 この映画「ハリウッド・ブッダ」ポスター不敬ニュース、9月17日付朝日新聞(東京本社発行本紙)国際面で初めて知ったのですが、実はウェブ上では9月7日にロイター通信配信記事として報道されていたのでした。

 

2004/9/15

 6〜8月のキーワード検索ベストテンを掲載します。これは、どんな言葉を検索して当サイトを訪問したのかを、各月ごとに集計したものです。



6月の検索キーワード[2004/6/1 - 6/30]

 1.在家仏教協会

 2.在家仏教

 3.鑑真とは

 4.座禅の歴史

 5.仏教

 6.梁瀬義亮

 7.宮崎奕保

 8.在家

 9.在家僧侶

 10.仏教について

7月の検索キーワード[2004/7/1 - 7/31]

 1.梁瀬義亮

 2.仏教

 3.在家仏教協会

 4.在家仏教

 5.高畠導宏

 6.聖徳太子の人生

 7.仏教について

 8.在家

 9.鑑真とは

 10.行基とは

8月の検索キーワード[2004/8/1 - 8/31]

 1.山川宗玄

 2.聖徳太子の人生

 3.仏教

 4.在家仏教

 5.在家仏教協会

 6.在家

 7.世界の宗教分布図

 8.東山参道

 9.仏教について

 10.宗派

 前回(本欄6/18付)と比べて顕著なのは、「仏教」という大きなくくりで検索してたどり着く人が増えたことです。

 いま試しに Google で「仏教」というキーワードを検索すると、〈在家仏教協会〉は18番目に表示されます。

 それにしても検索したい語の後ろに「(…)とは」とか「(…)について」と打ち込んでいる人が意外に多いのですね。誰かに対して実際に質問をしている感覚なのでしょう。

 ご参考までに、上記の具体的な検索回数は、8月の1位が107回、同10位が12回で、ほかの月もほぼ同様です。

 

2004/9/10

 芸術の秋、これから仏教関連の展覧会がめじろ押しです。

 ピークは10月の中旬でしょうか。〈予定〉欄掲載の準備を着々と進めています。

 こうして全国の展覧会情報が得られるのも、ひとえに観仏三昧さんのたぐいまれな情報提供のおかげです。感謝。

 

2004/9/5

 今年もまたやって来ました。雑誌の「京都特集」の季節が。

 今はまだ数が少ないので、従順に〈記事〉欄に入れておりますが、そのうちに収拾がつかなくなって来たら、この〈履歴〉欄(という名の何でも欄)に放り込みます。

 ちなみに昨年の記録は、過去の〈履歴〉欄を探してみてください。

 

2004/9/1

 9月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。インターネットの世界も「新学期」の始まりでしょうか。

 グーグルのサイトを開いたら、ニュースというカテゴリーに「New!」印がついていました。日本語バージョンのベータ版が本日から始動だそうです。


 Google ニュースは、およそ 610 件にわたる世界中の情報提供元から記事を選りすぐり、最も関連性の高いニュースから順に自動的に掲載します。
 なんだか良いとこ取りって感じで、恐れ入ります。これは間違いなくいま最強のニュースページでしょう。

 あ、ニュース検索もできるんだ。現在いろいろ試しているところです。


 Google のニュースが他のニュース サービスとは大きく異なる点は、検索結果が人の手を介さずコンピュータ アルゴリズムによってのみ採用されている点です。
 なんと!すべて自動生成だそうです。いいなァ。わが「仏報」も自動的に更新してくれないかな……。

2004/8/28

 中外日報の読者のみなさま、はじめまして。

 8月24日付の同紙で、在家仏教協会の事務所移転の記事を掲載していただきました。

 

2004/8/26

 〈予定〉欄に載せた新創刊の「中国悠遊紀行」(小学館)と「美術館を楽しむ」(朝日新聞社)、造本から値段、発売曜日、総巻数に至るまでソックリ。でもあえて違いを探せば??。

 創刊号の割引特価が違う。「美術館」は350円。「中国」は250円でしかもそれが2号まで。

 専用ファイル(バインダー)の値段が違う。「美術館」は1巻1200円、5巻セット4000円(12月末まで)。「中国」は1巻650円、5巻セット3250円(1月末まで)。

 全巻購読申し込み特典が違う。「美術館」は無し(?!)。「中国」はDVD「中国の世界遺産セレクション」。

 こうやって比べると勝敗は歴然、なのですが、そもそもジャンルが違うわけですので、比べてどうということではありませんね。まあ問題は中身ですから…。

 

2004/8/21

 本日、在家仏教協会トップページに設置してあるアクセスカウンターが「40000」に達しました。

 ご参考までに、「30000」を記録したのが5月8日で、それから105日でプラス1万ということになりました。

 

2004/8/16

 ニュースサイトはオリンピックそして高校野球とスポーツ一色の様相。「仏報」用にチェックするのはたいてい新聞の社会面と文化面それから国際面ぐらいですが、各紙トップページの配列が入れ替わって、見たい情報が追いやられています。毎日新聞なんて、冒頭に「アテネ五輪」、ついで「夏の甲子園」とあって、「社会」を挟んでその下はまた「その他のスポーツ」だもんなあ。

 この情報品薄状態の隙に、過去情報を整理。〈話題〉5月分、〈予定〉7月分、〈記事〉〈新刊〉6月分をそれぞれ切り抜いて倉庫にしまいました。

 

2004/8/11

 東京国立博物館に関する〈話題〉、明暗2件。


本館が今秋に全面リニューアル

 毎日新聞(8/9付Web)によれば、東京都台東区東京国立博物館がこの夏、本館の全面的なリニューアルを行い9月1日オープンします。本館2階は、時代別展示を続けながら各時代の特質に合わせてテーマも設定。1階は彫刻や陶磁、刀剣などジャンル別にそれぞれの作品が多数並びます。仏教彫刻が並ぶ1階展示室では、柱と梁を展示空間に露出させ、作品が置かれていた寺院のイメージを再現するといいます。

韓国が高句麗関連の展示に是正を要請

 産経新聞(8/9付Web)によれば、在東京の韓国文化院が日本の文化庁に、東京国立博物館の展示の是正を要請しました。韓国の通信社の報道によると、東京国立博物館が行なっている高句麗関連の特別展示で、広開土王碑などを「中国の書」として紹介し、歴史的客観性がないとされる「任那日本府」説を裏付けるような展示があるとしています。

 初めの「明」のほうの付け足し。『東京国立博物館メールマガジンNo.217』より。

 〈9月1日のリニューアル、グランド・オープンに向けて本館は全室閉館中です。広報室では、リニューアルのちらしとポスターが完成間近。赤と白を効果的に使ったデザインでお祝いの雰囲気を演出しています。モチーフは、9月1日から展示される国宝「平治物語絵巻 六波羅行幸巻」。武将がたくさん並んでいる画面からは、人々のざわめきや馬のいななきが聞こえるよう。ちらしには、やはり9月1日から展示される国宝「普賢菩薩像」がデザインされています。どちらもリニューアルオープンの目玉作品。どうぞお楽しみに!〉

 

2004/8/9

 事務所移転を終えて業務再開しました。

 当サイトもさらに充実を目指してゆく所存です。

 

2004/8/6

 昨日午後から突然、職場のADSLがつながらなくなりました。

 移転にともなう切り替えのせいなのでしょうけど、ちょっと早すぎるんじゃないですか、NTTさん!

 

2004/8/5

 移転の準備が佳境に入ってきました。

 本棚の隅っこや引き出しの奥から出てくるのは、どれも過去の遺物ばかり。当サイトにふさわしい最新情報がひょっこり顔を出すような都合良いことは、まずありえません。やっぱりこつこつと自分で探すしかないようです。

 

2004/8/1

 8月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。もうすぐ事務所移転を控え、おおわらわです。

 〈話題〉欄に載せた「フェスタ・デ・テンプル」は、7月30日の京都・知恩院での開催に続いて、8月1日に東京・増上寺でも開かれたそうです。毎日新聞(Web)で報道されていますが、内容は同じらしいので繰り返さなくてもいいですね。

 同イベントの参加レポートが「ぶらり京都散策便り第83号」にありました。

 

2004/7/30

 7月24日から全国松竹・東急系で映画「マッハ!」が公開されています。2003年タイ製作の作品で、原題は「ONG-BAK」、監督はプラッチャヤー・ピンゲーオ

 なんでも「仏像を取り戻せ!」という物語なのだとかで大いに気になりますが、いくつかの紹介文を見ると、見どころはタイ国技ムエタイを取り入れた迫力ある演技だそうです。キャッチフレーズは「フェイクご法度! ムエタイの国が生んだ、純度100%肉弾アクション」。

 作品のレビューは、信頼の置ける映画瓦版でどうぞ。

 

2004/7/25

 6月初旬に〈新刊〉欄に加えた「晴れた日は巨大仏を見に」は説明文を読むとこのサイトにふさわしい内容ではないようですので、削除しました。

 で、削除したこの情報はどこへ行くのかと言うと、ここです、「タイトルに惑わされるな!これは仏教書じゃない」シリーズ第9弾(前回は本欄同年6月13日付掲載)。


「晴れた日は巨大仏を見に」宮田珠己=著 白水社 1680円 04年6月刊

 〈ウルトラマンより大きな仏像が、日本各地に存在している! その唐突かつマヌケな景色を味わうための日本風景論。東南アジア旅行の達人として知られる著者による笑える紀行エッセイ。〉

「寺ねこ」柳沼吉幸=写真 河出書房新社 1575円 04年6月刊

 〈寺に集い、ゆったり遊ぶ猫たちを写し出した癒しの世界。そこには悠久の時が流れる。浅草、谷中、鎌倉、横浜……。様々な寺でのびのびと生きる猫の姿は、静かな感動を呼び起こす。上品なユーモアあふれる、猫好き必見の写真集。〉

聖徳太子の恋占い」芝風美子=著 誠文堂新光社 777円 04年6月刊

 〈日本最古の予言者といわれる,聖徳太子が,手相の結婚線と年齢で理想の結婚相手を探し出す.という,世界初の占い方で,あなたの恋愛運命を導く本.〉

「禅定の弓」椹野道流=著 講談社ノベルス 819円 04年7月刊

 〈火災現場からO医科大学法医学教室に運び込まれた老人の遺体。単なる焼死と思われていたが、伊月とミチルが解剖したところ、遺体からは煤の吸引も、一酸化炭素中毒の症状も認められなかった……つまり、火災の前に死んでいた! 同じ時期、同地域で連続動物殺害事件が発生。伊月、ミチル、新米刑事の筧の3人組は真相に迫るが……。〉

「釈迦の女」澤田ふじ子=著 幻冬舎 1680円 04年7月刊

 〈知恩院の本堂の回廊で、誰に咎められることもなく、寝転がる女。その姿を確かめようと出向いた菊太郎が目にしたのは、彼女に襲いかかる男たちだった。女が横たわる理由は?好評時代小説シリーズ最新刊。〉


 いつになく今回はジャンルがバラエティに富んでいて、ひとくくりにコメントするわけにもゆきません。

 

2004/7/20

 〈新刊〉欄の書籍はたいてい、新聞広告または店頭で知って、版元のサイトを開いて内容を確認した上で、掲載しています。

 で、本日追加した「日本の名僧」シリーズですが、今朝の朝日新聞1面下の広告を見て、吉川弘文館のホームページを開きました。広告にある今月配本の『重源』はそれで良いのですが、よく見ると、前月配本の『天海・崇伝』も、まだ当欄に掲載していないではないですか。

 思うに、前月は広告を見てサイトを確かめた時に、まだ同書がページアップされていなかったんでしょうね。にもかかわらずメモさえ残さず、すっかり更新を忘れてしまった……。

 とまあ言い訳はこの程度にして、遅くなってしまった前回配本分も、こそっと加えておきます。

 

2004/7/16

 〈話題〉欄の「法隆寺の部材年代測定結果」についての各紙報道の見出しに温度差が。朝日新聞(Web)は「法隆寺金堂……再建論争再燃か」、読売新聞(Web)は「法隆寺は再建……論争に終止符」。

 これまでの論争の復習はこちら→日本の歴史新聞01年8月2日付(ルビ付き!)。

 

2004/7/15

 〈予定〉欄がテレビ番組の予告だらけです。すべてNHKテレビ。7月19日「きょうは1日世界遺産」(NHK総合午前9時35分からの番組名)だそうです。

 ん? 永平寺世界遺産だっけ?

 「全国世界遺産化計画」というホームページがありました。登録への可能性が星の数で(管理人の独断?)表されています。その地区が実際に登録へ向けての運動をしているかという「熱意」も示されていて、星との対比がなんとも興味深い一覧です。

 

2004/7/11

 仏教とはニアミスな展覧会3件。



展覧会「黄金の国・新羅」7/10〜8/29

 奈良国立博物館で7月10日(土)から8月29日(日)まで、「黄金の国・新羅−王陵の至宝−」が開催されます。主催:奈良国立博物館、韓国国立慶州博物館。

 主催者情報:〈この度、以前から学術交流を続けてきました奈良国立博物館と韓国国立慶州博物館の共同開催展として、天馬塚・皇南大塚・金冠塚・瑞鳳塚などの王陵および王陵級の古墳から出土した国宝4件、指定宝物6件を含む 98件210点の出土品を展示いたします。〉

 

展覧会「神々の美の世界」8/10〜9/20

 京都国立博物館で8月10日(火)から9月20日(月)まで、特別展覧会「神々の美の世界」が開催されます。

 主催者情報:〈悠久の歴史をもつ京都は、由緒ある数多くの神社にめぐまれています。そして、これら神社には数々の古神宝が所蔵されています。しかしながら、神への捧げもの、あるいは神そのものの姿をあらわすものという性格から、これら神宝は、なかなか人目に触れることがありませんでした。今回の特別展では、神像、縁起絵巻、祭礼図、文書、絵馬など、京都府下の神社に秘蔵される神宝を一堂に会して公開します。〉

 

展覧会「秘められた黄金の世紀展」8/10〜9/20

 福岡市博物館で7月17日(土)から8月29日(日)まで、「秘められた黄金の世紀展 百済武寧王と倭の王たち」が開催されます。

 主催者情報:〈古墳時代の日本と朝鮮半島の雄大な交流を、多数の国宝・重要文化財を含む一級資料約300点で物語る自主企画展。〉

 この時期、お寺はお盆でお忙しいですから……。

 

2004/7/8

 〈話題〉欄の「バーミヤンで壁画と仏塔を新発見」した「文化財研究所」は、文化庁管轄の独立行政法人です。これには東京文化財研究所奈良文化財研究所があり、それぞれ「主として美術,芸能及び文化財の保存に関する科学的な調査研究」(東京)、「主として歴史,建造物の実物に即した調査研究,平城宮跡,飛鳥・藤原宮跡の発掘調査及び埋蔵文化財に関する調査研究」(奈良)という役割を担っているそうです。

 さて、単に「文化財研究所」とある場合、一体いずれを指すのか? このニュースの場合は後ろのほうに東京文化財研究所・地域環境研究室長のコメントが出てきます。ところが文化庁のリンク集では、「独立行政法人文化財研究所」をクリックすると「奈良」のトップページが開きます。並列のようで、そうでないようで。

 

2004/7/3

 前回に続き、世界遺産登録をめぐる各種ニュースの見出し。


  熊野古道世界遺産に 懐深い神の住む場所(毎日7/3付)

  大峰山 女人禁制に意見 反対グループが会見(毎日7/2付)

  日本HP NPO熊野古道ポータルサイトLinuxで構築(毎日7/2付)

  日本の宗教文化、高く評価 委員会・各国代表団(毎日7/2付)

  国際協力銀行ユネスコ世界遺産保護で協力(読売7/2付)

  広大な登録範囲、3県連携保存 文化庁鑑査官(毎日7/2付)

 

2004/7/1

 7月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。今月は紀伊山地世界遺産登録という明るい〈話題〉で幕が開きました。

 新聞各紙が登録決定の第一報を一斉に報道しておりますが、中では具体的な数字をきっちり報じた日本経済新聞の記事が抜きん出ていました。

 この世界遺産登録をめぐる各種ニュースをまとめてメモしておきます。たくさんあるので見出しだけ。


  紀伊山地登録 地元は喜びと保全の決意新た(毎日7/1付)

  河村建夫文部科学相のコメント(毎日7/1付)

  高野山の最年長ガイド 柳井マツさん(毎日7/1付)

  熊野古道「語り部」の育成急ぐ・地元自治体(日経6/28付)

  巨樹群、皮はぎ被害 登録見通しの紀伊山地(毎日6/28付)

  世界遺産への登録、朝日に祈る 熊野古道(朝日6/26付)

 

2004/6/27

 〈話題〉欄「紀伊山地世界遺産登録へ」のおさらい。

 「紀伊山地の霊場と参詣道」とは、3霊場である、

 ▽日本固有の山岳宗教である修験道の「吉野・大峯」

 ▽神仏習合の「熊野三山

 ▽真言宗の「高野山

 そして各霊場を結ぶ道、

 ▽「大峯奥駈道(おくがけみち)」

 ▽「熊野参詣道〈中辺路(なかへち)・小辺路・大辺路・伊勢路〉」

 ▽「高野山町石道(ちょういしみち)」

 を指します。

 「紀伊山地」が登録されれば、日本の世界遺産は計12件となります。

 

2004/6/23

 〈話題〉欄に加えた「アンコール遺跡発掘品を上智大調査団が3Dで復元」、なんだか既出のような気がしていたのですが、探しても過去報道なし。

 検索してみたら「3D技術でバーミヤンの仏像を再現」(03/11/16)というニュースがありました。これと勘違いしましたかな。

 

2004/6/18

 インターネットであるサイトにたどり着く経路は大きく分けて2つ。1つはそのサイトの所在地=URLを手で打ち込んだ場合。そしてもう1つはキーワード検索でそのサイトに含まれる言葉に引っかかった場合です。

 キーワード検索については、いったいどんな言葉を検索してこのサイトを訪問したのかという統計が、契約しているサーバー会社から提供されています。そのキーワードを各月に集計したここ3カ月間のベストテンは次の通りです。


3月の検索キーワード[2004/3/1 - 3/31]

 1.在家仏教協会

 2.安積力也

 3.松江美術館

 4.宮田雄史

 5.?(※)

 6.平岡右照

 7.本郷陵苑

 8.野崎勲

 9.小塩節

 10.三善信一

4月の検索キーワード[2004/4/1 - 4/30]

 1.在家仏教協会

 2.別宮美穂子

 3.在家仏教

 4.東大寺の由来

 5.大西高広

 6.在家

 7.茂山千作

 8.仏報

 9.聖徳太子の人生

 10.坊さんになるには

5月の検索キーワード[2004/5/1 - 5/31]

 1.盛永宗興

 2.宮田雄史

 3.安積力也

 4.在家仏教協会

 5.聖徳太子の人生

 6.座禅の歴史

 7.大仏ができるまで

 8.在家仏教

 9.昇地三郎

 10.フルヌード

 検索回数は、5月で言えば1位のキーワードが73件、10位が15件です。3月の※印は原因不明のエラーで、決してシークレットなわけではありません。

 それぞれどんなページに登場するのかは、検索サイトで例えば「キーワード(空白)在家仏教協会」などで検索してみれば判明するかと思います。

 誰しもが気になるのは5月度の10位でしょう。この文言はこんなところに登場します。

 ご期待に添えましたでしょうか?

 

2004/6/13

 さきごろ〈新刊〉欄に加えた「晴れた日は巨大仏を見に」(白水社)、果たしてこのサイトにふさわしい内容なのでしょうか? 版元の紹介文を読む限り、あまり信仰心があるとは思えません。手に取ってみてはいないので、何とも言えませんが。

 というわけで、本欄恒例、「タイトルを見ると、なんかこれ仏教書っぽいけど?」シリーズ第8弾(前回は本欄同年2月12日付掲載)。今回は本年上半期分です。


「清談 佛々堂先生」服部真澄=著 講談社 1575円 04年3月刊
 〈椿絵作家として出世した関屋は、「百椿図」完成を前に行き詰まっていた。我楽多満載のワンボックス・カーで駆けつけた佛々堂先生が仕掛けた「お節介」とは?〉

「日本ノ霊異(フシギ)ナ話」伊藤比呂美=著 朝日新聞社 1365円 04年3月刊
 〈黎明期の仏教が、人々に教える因果応報、人の性と生死。エロスを詩的に表現する女性作家が、最古の仏教説話集「日本霊異記」に魅かれて書いた多淫多情の小説。〉

「新唯識論」熊十力=著 関西大学出版部 3885円 04年2月刊
 〈現代中国において初めて独創的な哲学をうち立てた名著。仏教・儒教老荘思想を視野に収めつつ、綿密かつ深遠な論理を駆使する。〉

ブラフマンの埋葬」小川洋子=著 講談社 1365円 04年4月刊
 〈「夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。」あたたかくて、せつなくて、いとおしい。極上の文学世界をご堪能ください。〉

「仏壇におはぎ」武田花=著 角川春樹事務所 1575円 04年5月刊
 〈泣きたくなるような、微笑みたくなるような、こころの風景がここにある! 花さんは、お供え物でいっぱいの仏壇に手を合わせる。〉

 ネーミングにもはやりすたりがあるようで。ひところあふれていたミステリやサスペンスが、すっかりなりをひそめてしまいました。

 

2004/6/8

 めずらしく〈予定〉欄が盛況です。なかなか更新が追いつかず。まずは既に始まっているものを優先して掲載しています……って、もうこれでは〈予定〉とは言いがたいですね。

 お、6月25日前後にもまたピークが来るようです。乞うご期待。

 

2004/6/4

 日常業務に戻り、空白を急いで埋めています。

 3日間は「不定期更新」などとあいまいな表現をして、外からのアクセスを試みようと思っておりましたが、結局、更新せずじまいでした。

 

2004/6/1

 6月になりました。仏報サイト更新担当のカズキヨです。時ならぬ猛暑の日差しに焼かれて、鼻っ面や二の腕がヒリヒリです。

 協会の行事があるため、当サイトは6月1日から3日まで不定期更新となります。あ、日焼けのせいではありませんので、くれぐれもお間違いなく。

 

2004/5/30

 過去データを一挙「アーカイブス」フォルダへ移しました。3月の〈話題〉、5月の〈予定〉、4月の〈記事〉、4月の〈新刊〉、そして2月までの〈履歴〉です。

 「いち早く」と銘打つサイトであるからには、身のこなしも軽くありたいものです。

2004/5/25

 ちょっと時間を遡って過去のニュースを〈話題〉欄に追加しました。奈良新聞社会面から3件。見落としていました。

 いちばん古くて10日前ですから、なんとか許容範囲かと。

2004/5/23

 〈話題〉欄に「史跡17件指定」を追加。はじめに本紙社会面で知って、ウェブに載るのを待っていたのですが、なかなか掲載されないので、手入力しました。

 なお、新史跡の中に青森県南部町・聖寿寺館跡があり、「しょうじゅじたて」と読むそうですが、お寺とは関係ないみたいです。

2004/5/18

 〈話題〉欄に情報が連日押し寄せて、大変なことになっております。もうちょっと毎日均等にニュースになってくれないか、というのは身勝手な望みでしょうか。

 ダンマパダ(227)に「多く語っても少し語っても沈黙していても、いずれにせよどうせ非難される」という趣旨の至言があります。それに習えば当欄では、情報が多くても少なくてもほど良くても、いずれにせよぶつくさ文句を言っている、ってなところでありましょう。

2004/5/14

 〈話題〉欄の「鼻くそ」、大手新聞社が一斉に報じております。商標登録抹消は半年以上前のことですから、このたびのタイミングはお寺がマスコミに向けて初めて公表した時期ということなのでしょう。

 各紙は「鼻くそ」販売業者のコメントを取材して掲載しています。抜粋しますと、

  「大仏さんを侮辱する気持ちは毛頭ない。広い心で認めてほしい」(読売)

  「おとしめるようなものではなく、親しみをもつきっかけになるはず」(毎日)

  「そんなに怒らないでほしい。ありがたいと床の間に飾るお客様もいる」(朝日)

  「親しみをもってもらう趣旨で、揶揄するつもりはない」(奈良)

 ともあれ、あんまり愉快なニュースではないので、どうかこれらの報道が東大寺の思惑とは逆に商品の宣伝になってしまうようなことがありませんように。あ、この書き込みも。

2004/5/12

 あれエ? いつのまにやら〈新刊〉がたくさん。更新がなかなか追いつきそうにありません。

 うーん、ゴールデンウイーク中に少々サボりすぎたかな。まあぼちぼちと版元1社ずつ追加してゆきましょう。

2004/5/8

 本日、在家仏教協会トップページに設置してあるアクセスカウンターが「30000」に達しました。

 当欄の記録によると「20000」になったのが1月19日でしたので、計算しますと110日でプラス1万ということになります。

2004/5/6

 〈話題〉欄の2月分、〈予定〉欄の4月分、〈記事〉欄の4月分の一部、〈新刊〉欄の2月分を切り離して過去フォルダ(アーカイブス)に移しました。

 朝日新聞社刊の『仏教を歩く』が完結しました。昨秋から毎週刊行し全30巻。回を重ねるごとに地味になっていったという印象は拭いきれません。竜頭蛇尾? いえ、決して内容の話ではなく、その宣伝規模が。

 同社では『仏教を歩く』終了前から新シリーズ『花の百名山』を発刊し、今月末からは『日本の祭り』が登場します。広告はいつしか新しいものへとシフトしてゆきました。

 それにしても次から次へと、よっぽど儲かるんでしょうね、この手法。1冊の単価は安いのですが、全巻揃えればたいしたお値段に。そこで当欄ではこれを「朝三暮"誌"」と呼んでおります。

2004/5/5

 連休 → 政治経済界に動きがない → 世の中の話題が減少 → マスコミが埋め草に困る → そうだ仏教があるじゃないか!

 というわけで、こういうときこそ仏教情報はいつにもまして出回るのです。おかげさまで当サイトはゴールデンウイーク中もフル稼働だったのでした。

2004/5/1

 仏報サイト更新担当のカズキヨです。5月になりましたが、前月分の〈記事〉の整理が追いつかない状態です。特にメルマガ。連休前の追い込み発行だったのでしょうか?

 まあ、ぼちぼちやってゆきます。


2004/4/29

 〈話題〉欄4/27付に掲載した「文化遺産オンライン試行版」、現時点ではまだ情報に偏りがあるようです。今後どれだけ全国の美術館・博物館が協力するか次第なのでしょう。

 検索機能があるので「仏教」を検索してみたところ、結果は全61件ヒット。これはどういう順で並んでいるのでしょうか? 左上から横へだとすれば、1件目が京都国立博物館蔵「石造如来頭部」(クシャーン)、2件目が神戸市立博物館蔵「うちわ型仏教系世界図」(江戸時代)、続いて東洋文庫蔵「中央アジアにおける後期古代仏教文化」(ドイツ)という版本がずらりと並びます。

 「文化遺産オンライン」は文化庁ホームページのフレームにはめ込んであって、そのリンクをたどったら、国立情報学研究所(NII)に行き着きました。

2004/4/25

 続いて地元新聞から奈良のニュース2題。



雑誌「pen」が奈良県観光PR大賞
 奈良新聞(4/23付Web)によれば、奈良県の観光PRに多大の貢献があった記事や広告を表彰する第五回県観光PR大賞が4月22日発表されました。最優秀賞は阪急コミュニケーションズ発行の雑誌「pen」昨年7月15日号の「古きデザインに触発されて、男は奈良へ」、人物に贈られる特別賞は、作家の五木寛之さんに決まりました。

奈良公園シルクロード交流館が新装オープン
 奈良新聞(4/23付Web)によれば、奈良市雑司町の県施設、奈良公園シルクロード交流館が新装オープン前日の4月22日に報道機関へ事前公開されました。奈良公園館から名称を改め、事業費9870万円で内装を新しくして、新たに資料室を整備しました。

 これらの記事に特段のつながりはありませんが、愛すべき奈良へのエールということでピックアップしました。

 そういえば、「pen」上記号の表紙は、鹿の美しい写真が印象的でした。

2004/4/24

 当欄恒例の奈良の鹿の最新情報。



奈良市が夏から秋にも鹿寄せ
 奈良新聞(4/10付Web)によれば、奈良市が本年度から、冬の風物詩である奈良公園の「鹿寄せ」を夏から秋にも行うことを決めました。伸び悩む宿泊観光客の誘致策として市観光課主催で、奈良の鹿愛護会に委託。7月17日から11月28日までの土、日、祝日の計41日間で午前9時から実施されます。

 奈良の鹿と言えば、インド人ビジネスマンの日本体験記にこんな記述を見かけました。『喪失の国、日本』(M・K・シャルマ著=文春文庫)から。

 〈奈良公園から東大寺を回った。/おどろいたことに、鹿がいた。牛も、馬も、ラクダも、象もまったく見かけなかった日本で、突然鹿があふれているのを見て、私はどう理解していいかわからず、佐藤氏(注:同行の知人)に「これらは食用か」と訊ねて笑われてしまった。〉

2004/4/19

 〈記事〉欄に朝日新聞本紙「太子の宇宙」を追加。奈良国立博物館の特別展「法隆寺」の紹介で、紙面1面分の上半分を占める大きな記事。まあ開催案内の主催者に同新聞社が名を連ねているので、なかば広告ですね。

 写真が4点、大きいほうから「西の間天蓋」「聖徳太子二王子像」「多聞天立像」「法華義疏」。この展覧会の目玉のひとつは、てっきり「玉虫厨子」かと思っていました。ところが残念ながらその写真はなく、同社奈良総局の記者が書いた本文でも触れていませんでした。

2004/4/14

 〈予定〉欄にテレビ番組の放送予定を追加。フジテレビ系列だそうですが、全国でのネット状況は不明です。東京で情報収集している都合上、どうしても首都圏の情報に偏りがちになるのはご勘弁ください。

 全国で共通に見られる番組というと、やはりNHKだけかな、と思ったら、おりしも新聞にこんな記事が。「NHKローカル番組枠を大幅拡大」と題するニュースで、NHK水戸放送局が秋から県域デジタル放送開始に伴い、これまで十数分だった県域番組枠を2時間40分に大幅拡大、富山放送局などでも同様に県域放送をスタートさせるといいます(産経新聞4/13付Web)。

 ますますローカルな内容に傾いてゆくらしい〈予定〉欄であります。

2004/4/11

 〈話題〉1月分、〈予定〉3月分、〈記事〉3月分、〈新刊〉1月分をそれぞれ切り出して過去フォルダに移しました。

 このところ好調=つまりデータの増加が速いのが、ずばぬけて〈記事〉欄。逆に低迷ぎみなのが〈予定〉欄です。特別に操作しているつもりはないのですが。小細工の利くサイトではありませんから、これが世の趨勢なのかもしれません。

2004/4/6

 〈リンク集〉に載せていた「iNET Guide」が4月1日から「CSJ What's Best!」と名を改めてサービスを開始していました。この改変で宗教のカテゴリーが消えたので、リンク集から削除しました。

 毎日新聞のサイトがマイクロソフト社と提携する形で4月5日にリニューアルしました。アドレスは「www.mainichi-msn.co.jp」だそうです。

 トップの広告がでっかく、それにひきかえ見出し文字がちっちゃくなりました。記事の項目が細かくて迷います。「社会」の中にまた小項目として、事件、話題、教育、人事・訃報、天気、学芸、皇室。振り分け過ぎじゃないでしょうか。

 記事検索の方針も変わった模様。「1997年8月以降の主要ニュース記事が検索可能」だったのを「過去2カ月間」だけに制限したのは機能低下では?

 総合的に見て、ブラウザの「ホーム」に登録しておくメリットが薄れてきました。

2004/4/1

 仏報サイト更新担当のカズキヨです。4月になり、「消費税総額表示」が義務化されました。当サイトの表示はこれまでどうだったかというと、出版界の慣例に従い、雑誌は税込価格、書籍は税抜き価格が大半を占めていたはずです。

 はず、などとあいまいな物言いなのは、なにしろ情報源の記載まかせなもので……。罰せられるとあらば、今後はなんとしても総額表示に統一せねば。

 

【つづく】