仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 5月の展覧会

5月に始まる展覧会から宗教関連のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 「開館40周年記念展第3部 餝(かざり)・禅の花」
     正木美術館
     5/10〜6/1
    〈室町の将軍家における座敷飾りの記録である『君台観左右帳記』を掘り起こしながら、室町水墨画の禅寺での在り方を展示で表現する。また、花にちなみ、画題を花にもつもの、そして古代の鏡や陶磁器などにおける花のモティーフを題材にした作品群を中心に展示構成する。〉


  • 「生誕290年 木喰展 庶民の信仰・微笑仏」
     豊橋市美術博物館
     5/16〜6/22
    〈微笑仏で知られる木喰は、寛政年間に奥三河を訪れ、優れた仏像を遺しています。本展は全国各地から木喰の代表作130余点のほか関係資料を一堂に集め、その全容を紹介するものです。〉


  • 「木食白道 知られざるもう一人の木食」
     山梨県立博物館
     5/21〜6/30
    白道は宝暦5年(1755)、甲州東山梨郡上萩原村に生まれました。幼くして出家し、父とともに巡礼の旅に出立、故郷をあとにします。のちに同じく甲州南巨摩郡丸畑出身の木食僧・行道(木喰五行、明満)との出会いによって、自らも木食僧となったのです。本展では、残された作仏を中心に紹介し、未だ知られざる白道の生涯に迫ります。〉


  • 「高僧と美術 聖をめぐる人々」
     大和文華館
     5/23〜6/29
    〈宗教美術は、様々な人により生み出され、伝えられてきました。絵画・墨蹟を中心に、祈りの美をめぐる人々の存在に注目して展示します。〉


  • 「多田等観展」
     花巻市博物館
     5/24〜7/6
    〈多田等観がチベットから請来した資料は、釈迦牟尼世尊絵伝やダライ・ラマ13世に関わる資料など、世界的に見ても珍しく非常に貴重な資料が多数含まれています。請来資料のほかに、地元の人々から寄贈された資料などによって、多田等観と花巻の人々との交流の様子なども紹介します。〉


  • 東大寺御宝 昭和大納経展」
     大倉集古館
     5/24〜7/21
    〈昭和55年、東大寺大仏殿昭和大修理を記念して、財団法人全国書美術振興会を中心とする東大寺昭和大納経会が「大方廣佛華厳経六十巻」を写経奉納しました。まさに後世に伝えるに相応しい昭和の文化財が、関係者の強い希望により再び公開されることとなりました。〉


  • 「KAZARI 日本美の情熱」
     サントリー美術館
     5/24〜7/13
    〈神仏にささげられた荘厳のかざりや、中世の座敷かざり、武将の奇抜な甲冑や近世における女性の装い、さらに祭礼の場をかざった造り物や、能、狂言や歌舞伎の華麗な芸能衣装にいたるまで、さまざまな「かざり」の世界を斬新な展示構成によりごらんいただきます。〉


 ※この項つづく。
 今月上旬は大型連休で各館とも変動なく、月の半ば過ぎから順次、展示替え。
 最終週に始まる展覧会のいくつかは、まだウェブ上で詳細な案内を公開していません。
 情報が得られたらつづきを掲載しますので、今しばらくお待ちください。