7月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「義尹と大智、肥後の禅宗」
熊本県立美術館
7/2-9/23
〈義尹や大智の肖像彫刻をはじめ、道元の袈裟(公開期間に限定があります)や、自筆の書状や文書などを公開いたします。大慈寺や広福寺の名宝をご覧いただける絶好の機会です。〉
- 「生誕250周年 谷文晁」
サントリー美術館
7/3-8/25
〈文晁の生誕250周年を記念し、文晁と人々との交流を軸に、その画業と功績を振り返ります。加えて、近年当館所蔵となった谷文晁画「石山寺縁起絵巻」全七巻を修復後初公開いたします。〉
- 「琳派・若冲と雅の世界展」
パラミタミュージアム
7/6-9/1
〈細見美術館が所蔵する日本美術コレクションから俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一など琳派を代表する作家たちと奇想の天才絵師・伊藤若冲を中心に展示します。〉
- 「立山曼荼羅を文学する」
高志の国文学館
7/7-7/29
〈立山信仰の精神世界を網羅的に描き、そのビジュアル的なインパクトと立山衆徒による巧みな絵解きで多くの人々を魅了してきた「立山曼荼羅」。本展では、立山曼荼羅の絵解きを題材として、越中人、ひいては日本人の精神文化の世界観を探ります。〉
- 「中国 王朝の至宝」
九州国立博物館
7/9-9/16
〈中国文化のいわば創成期にあたる夏・殷から、その一つの頂点をむかえた宋まで、中国歴代の王朝の都ないし中心地域に焦点を当て、それぞれの地域の特質が凝縮された代表的な文物を対比しながら展示するという新たな手法によって、多元的でダイナミックに展開してきた中国文化の核心に迫ろうとするものです。〉
- 「地域を彩る盆踊り」
パルテノン多摩歴史ミュージアム
7/12-11/11
〈夏の代表的なイベントであるが地域で果たしてきた役割について振り返ります。〉
- 「遊び」
京都国立博物館
7/13-8/25
〈神仏に捧げた音楽や踊りに始まり、酒宴、月見、花見、船遊び、演劇の鑑賞、囲碁や双六、歌合わせ、貝合わせ、香合わせ、子どもの乗り物や人形遊びまで、京都国立博物館が収蔵する多彩な美術品のなかに「遊び」の姿を追いかけます。〉
- 「仏教の思想と文化」
龍谷ミュージアム
7/13-8/9
- 「考古学からの挑戦 東北大学考古学研究の軌跡」
東北歴史博物館
7/13-9/8
〈東北大学の考古学研究には,大正時代以来およそ100年の歴史があります。本展では,それらの研究の基礎となった重要資料を一挙に展示紹介します。〉
- 「和様の書」
東京国立博物館
7/13-9/8
〈中国書法の影響を受けながら展開した日本の書は、国風文化が発展した三跡と呼ばれる能書が生まれ「和様の書」の完成を見ました。本展覧会では、その後、発展を遂げた和様の書の名宝を一堂に集め、その展開を通して書の魅力を紹介いたします。〉
- 「福井の面とまつり」
福井県立歴史博物館
7/19-9/1
〈各地に伝承される祭り、芸能の中で使われる面や、伝承されていく中で「神様」そのものとなった面などを紹介し、福井の面と人の関わりの多様性を見ていきます。〉
- 「もう一つの出雲神話 中世の鰐淵寺と出雲大社」
出雲弥生の森博物館
7/20-9/9
〈中世の出雲には、古事記や風土記とは異なる神話が広まっていました。その神話形成の背景となった中世の鰐淵寺と出雲大社の関係に注目し、文献・工芸・考古学など多面的な観点から、独特な宗教的世界を考えます。〉
- 「未来へ伝えよう私たちの歴史 文化財の魅力発見」
和歌山県立博物館
7/20-9/1
〈文化財とは、人々が今日まで、どのように生きて、どのようなことを考えてきたのかを伝えてくれる、大切な証しとなるものです。和歌山県の豊かな歴史を知り、文化財の魅力に親しみながら、それらを残し伝えることの大切さについて考えます。〉
- 「写真パネル展 魅惑の仏たち 大阪・孝恩寺の木彫群」
佛教大学宗教文化ミュージアム
7/20-8/25
- 「みほとけのかたち 仏像に会う」
奈良国立博物館
7/20-9/16
〈絵画や彫刻であらわされた仏像の「かたち」に注目しながら、仏像のもつ意味や、魅力の源をたどっていくものです。展示では仏像のすがたや、部分の形、素材などの外見的なところから、仏像制作の由来、仏像のもつ霊験、さらには仏像をとりまく世界を紹介し、仏像とは何かを改めて考えていただくものです。〉
- 「美作の名宝」
岡山県立博物館
7/25-9/1
〈平成25年が美作国の分国1300年という節目の年を迎えることを記念して、美作地域にゆかりのある、国や岡山県指定の重要文化財を中心とする優れた文化財を一堂に公開します。〉
- 「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」
根津美術館
7/27-9/1
〈根津美術館コレクションより、日本中世の密教曼荼羅や尊像画、浄土曼荼羅、垂迹曼荼羅など選りすぐりの絵画作品約40件を展示いたします。〉