会津若松の重文盗難、実は「売り込み」男の犯行(読売新聞8/17付Web)
なんだか10日前の第1報からして怪しいニュースでした。やっぱりそういうわけですか。
時系列に整理すると、
1)鶴ヶ城内に国重文「白銅三鈷杵」と県重文「銅造聖観音菩薩立像」2体ほかを常設展示。
2)容疑者(現在40歳代の関東地方の元会社員の男)が95年3月に陳列ケースを割って盗む。
3)02年に窃盗の時効が成立。
4)05年に容疑者本人が会津若松市へ文化財3点の買い取りを求める。(第1報)
5)06年8月上旬に身分証明書代わりに提示した住民票を偽造した疑いで逮捕。
6)同品を盗んだことを供述、さらに東北、関西地方で数件の余罪をほのめかす。(続報)
容疑者の氏名が明かされないのは「時効」の関係でしょうか。男は〈古美術品の収集家で、自宅には多数の収蔵品があった〉といいますが、はなから換金目的だとしたら収集家と呼ぶのはどうかな。