近刊書をメモしておきます。書店でもらった日本書籍出版協会発行『これから出る本』に掲載されていたもの、ならびに各版元サイトで予告されていた本です。
- 東寺 新版古寺巡礼京都(全20巻)第1巻
梅原猛=監修、砂原秀遍・梅原猛=執筆 淡交社 1260円(9/23刊)
〈東寺は弘仁14年(823)空海に勅賜され、真言密教の道場となり、弘法大師信仰の寺院として親しまれ、多くの参拝者が訪れる。本書で、東寺をもっともっと深く知ってみませんか。〉
- 浄瑠璃寺 新版古寺巡礼京都(全20巻)第2巻
梅原猛=監修、佐伯快勝・立松和平=執筆 淡交社 1260円(9/23刊)
〈十年以上、浄瑠璃寺の撮影をしているカメラマンの貴重な写真のほか、立松和平氏の巻頭エッセイや、住職から現代人へのメッセージなど、読みものも充実。仏教の専門用語には、ルビをこまめに付けて読みやすさにも努めています。〉
- まんが大乗仏教中国編
塚本啓祥=監修、瓜生中=脚本、芝城太郎=作画 佼成出版社 1600円(9/30刊)
〈インドで生まれた仏教は、遥か中国の地にいかに根付いていったのか。玄奘三蔵を案内役に、命をかけて仏典を求めた人々の物語と、各宗派の成立をまんがで分かりやすく描き出す。まんが大乗仏教シリーズ第2弾。〉
- 往生極楽のはなし
小堀光詮・ひろさちや=著 佼成出版社 1680円(9/30刊)
〈源信、法然、親鸞、一遍。比叡山を舞台に高僧たちによって確立されたのち、民衆のものとなっていった「なみあみだぶつ」の口称念仏。『往生要集』を著した恵心僧都源信を中心に、お念仏信仰の系譜をたどる。〉
- 法華経入門
則武海源=著 角川書店 1470円(10月刊)
〈法華経は、親鸞上人・道元禅師・日蓮聖人が拠り、アジア各国でもっとも流布した経典である。豊富なたとえ話を織り込みながらドラマティックに進行する法華経を、現代語訳を中心に現代生活に引き寄せて解説する。〉
- 「歎異抄」を読む 仏教をやさしく読むシリーズ
本多静芳=著、武蔵野大学=編 角川書店 2100円(10月刊)
〈すべての人たちを必ず救うという阿弥陀の願いによって念仏さえとなえれば救われる! 革命的な宗教、他力本願を唱導する親鸞の教えを『歎異抄』を通して丁寧に読み解き、宗教的幸福の本質を明かす入門書。〉
- 「唯識三十頌」を読む 仏教をやさしく読むシリーズ
加藤弘二郎=著、武蔵野大学=編 角川書店 価格未定(10月刊)
〈心のあり方を変えることによって悟りに到達しようとする唯識の教えを三十の頌(仏徳を賛美する詩)で説いた世親(ヴァスバンドゥ)著の『唯識三十頌』を入門者向けに丁寧に解説。〉
- 神仏のまねき 梅原猛「神と仏」対論集第三巻
梅原猛=著 角川書店 1890円(10月刊)
〈歌舞伎、演劇、哲学。梅原猛の全著作を読み、折口学を学んだ歌舞伎俳優・市川亀治郎と、梅原猛が時を忘れて語り尽くした。神降る場・神がかる肉体を知る二人が、哲学と芸能の新たな世界を広げる画期的対論!〉
- 歴史地図本 古代日本を訪ねる 奈良飛鳥
歴史探訪研究会=編著 大和書房 1680円(9月刊?)
〈奈良はシルクロードの終着点だった! 世界から渡った文化の華は、この地に何をもたらしたか。地図から分かる古代日本の都!〉
- 向かい合う日本と韓国の歴史 前近代編 上巻
歴史教育者協議会・全国歴史教師の会=編 青木書店 2940円(9月刊)
〈日本と韓国の歴史教師が5年にわたって議論を重ね,まとめあげた歴史読み物。歴史の共有や独自の発展,対立や交流…先史時代から近代の幕開けまで35 テーマで描く。〉