朝日新聞が本紙（東京本社発行）で『漢字とつきあう』という連載を始めました。その第1回（1/28付）によると、このたび朝日新聞が表外漢字の表記を変更したのは、ビスタ発売に合わせてであることがわかります。
同記事は、自治体が市名の表記で揺れている、という内容。例として葛城市が「パソコンで出る字」である下部にヒを書く字体を用いてきたのに、このたびウィンドウズ・ビスタは同位置に人を書く正字を標準とするというので、担当者の戸惑いの声を掲載しています。
こうした簡略化を推進していた張本人がずいぶん突き放した書きぶりだなあと思いながら読みました。葛の字は特殊な例（朝日新聞ではヒの字を使っていたところ葛飾区民の要望により本来の字体に戻した。Wikipedia参照）らしいので、知らぬ存ぜぬというわけでしょうか。
（この項つづく）
