仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

 12月の展覧会

12月に始まる展覧会から宗教関連と思われるものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


  • 「除魔招福展」
     河鍋暁斎記念美術館
     12/1〜2/25
    〈今回は、「年内の厭なこと、不満なことを忘れ、新たな年を明るく楽しく迎える」そんな展示を企画いたしました。まず、疫病や悪霊退散にまつわる神々の展示、その筆頭は、暁斎が得意として数多く描いた鍾馗です。このような神様たちをご覧頂き、一年の禍を忘れたら、次は幸福を呼ぶ神々、つまり、七福神です。新たな年は「笑い」で福を招いて下さい。〉


  • 平山郁夫シルクロード 仏の姿をもとめて」
     佐川美術館
     12/4〜3/22
    平山郁夫先生の仏教東漸を辿る旅は約半世紀にも及びその地域も仏教の伝播地全域におよび、作品中にあらわされた『仏の姿』は実に多様なものとなっております。本展ではアジア各地の仏像やそれらを要する遺跡の数々などを描いた作品を厳選して展観いたします。〉


  • 「紙と神」
     紙の博物館
     12/6〜3/8
    〈今回の展示では、この「切紙」を中心に、神霊が降臨する際によりつく依代となる「御幣」災いやケガレを祓う「形代」や「流しびな」、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全など、幸福を呼び寄せる縁起物である「宝船」や「紙絵馬」など、信仰と関わりの深い紙・紙製品を展示します。〉


  • 「縁起を祝う 鶴亀・鳳凰・松竹梅」
     毛利博物館
     12/4〜2/1
    〈縁起を祝い、幸せへの祈りの意匠である鶴亀・松竹梅など吉祥の図柄を用いた絵画・工芸品や、毛利家ゆかりの「正月飾り」を展示します。〉


  • しあわせのかたち(前期) 狩野探幽《十牛図》とめでたい動物たち」
     佐野市立吉澤記念美術館
     12/6〜1/25
    〈当館の代表的な所蔵品のひとつ、狩野探幽《十牛図》は、この新しい年の主人公である牛を中心とした大変興味深い作品です。「十牛図」は、十の円相を漫画のコマのように使って、牛飼いが牛を探す旅に出るという物語が描かれる画題です。このほか、十二支やめでたい意味を持つものなど、さまざまな動物たちを描いた絵画・工芸を展示します。〉


  • 「板碑が語る中世」
     埼玉県立嵐山史跡の博物館
     12/6〜2/22
    〈今回の企画展では、紀年銘のある日本最古[嘉禄3年(1227)]の整形板碑をはじめ、初公開となる初発期の図像板碑など貴重な資料を展示しています。また近年、板碑の未成品が発見された比企郡小川町下里割谷の板碑石材採石遺跡を紹介するとともに、古墳の石棺や石室材を転用した板碑の確認など最新の研究成果を公開しています。〉


  • 「中世の板碑 館蔵コレクションを中心に」
     神奈川県立歴史博物館
     12/6〜1/18
    〈亡き人への追善として造立された板碑。おもに石で作られたこの供養塔は14世紀の中頃に急速にひろまり、全国各地にみられるようになります。なかでも、青緑色の石肌をもつ緑泥片岩を加工した武蔵型の板碑は、旧武蔵国にみられる特徴的な板碑です。本展では、この武蔵型板碑を、館蔵コレクションを中心に横浜市教育委員会の協力も得て展示いたします。〉


  • 「おん祭と春日信仰の美術」
     奈良国立博物館
     12/6〜1/18
    〈本展覧会は、このような伝統ある春日若宮おん祭を取り上げ、絵画、文献資料、芸能資料等を通じて、おん祭の歴史と祭礼の様子を展示する恒例の企画です。本年は特に田楽に焦点を当てた展示を企画しています。また併せて春日信仰にまつわる美術工芸品を展観し、おん祭を支えた春日信仰の広がりと多様性を概観します。〉


  • 「描かれた寺社 中世の指図と明治の社寺明細帳図」
     神奈川県立金沢文庫
     12/11〜2/15
    〈寺院での儀式を記録するために描かれた、中世の指図。一方、国策として全国一斉調査をおこなった明治の社寺明細帳の付録図。さらに中世の室生山図や近世の木版画など、金沢文庫が所蔵する、これらの寺社を描いた図を紹介いたします。〉


  • 平山郁夫が描く比叡山延暦寺 特別公開≪国宝・梵鐘≫」
     佐川美術館
     12/16〜1/18
    〈本展では仏教の興隆と伝播の道を自らの画業に求め続ける平山郁夫先生の作品の中から第83回院展出品作≪木間の釈迦堂≫をはじめとする比叡山湖国滋賀を描いた作品に加え、当館所蔵で延暦寺西塔ゆかりの国宝・梵鐘を合わせた21点により、荘麗な伽藍を擁した天台の名刹を巡ります。〉


  • 「京都を学ぶ みやこの姿」
     大谷大学博物館
     12/16〜2/14
    〈(テキスト情報なし)〉


  • 「薩摩の田の神展」
     日本工芸館
     12/18〜3/31
    〈江戸時代の庶民の守り神、石の芸術「田の神像」約50点展示〉



  • 「智恩寺の棟札」
     京都府立丹後郷土資料館
     12/23〜2/15
    〈平成20年3月、新たに京都府指定文化財(建造物)となった智恩寺文殊堂(本堂)・三門・暁雲閣(鐘楼門)の建立棟札・修理棟札を中心に、三門建立時(1763〜1767)の宮津富田大工出勤簿(出面板)など、約30点を一同に紹介し、智恩寺の伽藍の変遷をたどります。〉


  • 「描かれた境内 筑前の社寺を中心に」
     福岡市博物館
     12/23〜2/22
    〈神社や寺院の境内は古くから神聖な場所とされ、中世以降は信仰の対象として絵画に描かれることもありました。本展では福岡の寺社を描いた江戸時代以前の古図を展示し、境内がもつ歴史的な意味を考えます。〉


  • 「大阪町めぐり 四天王寺 大阪のもうひとつの都市空間」
     大阪歴史博物館
     12/25〜2/23
    〈当館では常設展示の中世部分で四天王寺の紹介をおこなっていますが、本展では、四天王寺とその周辺地域をひとつの都市空間とみなし、大阪市域のなかで果たしてきた役割について通史的に紹介し、四天王寺の歴史がもつ意義を地域史の立場から考えます。〉