4月後半に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「鎌倉の至宝 国宝・重要文化財」
鎌倉国宝館
4/21-5/29
〈鎌倉・建長寺に伝わる中国元時代の優品「白衣観音図」を修理後初公開するとともに、中国南宋時代の彫刻作品である横須賀・清雲寺の「観音菩薩坐像」およびそれらの影響を受けて日本で造像された横浜・慶珊寺の「十一面観音菩薩坐像」を特別にご観覧いただきます。〉
- 「神々の物語」
北海道立帯広美術館
4/22-6/22
〈聖書や古事記など、神々の世界は古くからたくさんの芸術作品の源泉となってきました。神話を取り上げた作品を通して、作者が神々の世界をどのように解釈・表現したのかを見ていきます。〉
- 「テーマ展I 仏教美術 信仰の造形とその周辺」
茨城県立歴史館
4/23-5/15
〈6世紀に日本に伝わったとされる仏教は、寺院の建立や仏像の造立を伴い、全国に拡大しました。7世紀には茨城を含む東国にも伝わったとされ畿内とは一味違う仏教美術を形成しました。今回の展示では、当館に収蔵されている仏像や仏画、工芸品など茨城の仏教美術の精華を紹介します。〉
- 「親鸞と妙安寺 そして、知られざる上州の真宗門徒」
群馬県立歴史博物館
4/23-6/19
〈妙安寺は浄土真宗の開祖親鸞の直弟子の一人である成然を開基として創建された寺院です。妙安寺が伝える真宗関係の絵画・彫刻・書跡などを一堂に公開し、親鸞および東国の真宗門徒が残した軌跡をたどるとともに、上州の念仏衆の実像にも迫ります。〉
- 「博物館の怪談 新潟の妖怪と妖怪博士・井上円了」
新潟県立歴史博物館
4/23-6/5
〈新潟県では酒呑童子や河童、人魚など数多くの妖怪にまつわる伝説、奇談が伝えられています。井上円了(旧越路町出身)は日本で最初に妖怪を科学的に研究したとして知られており、妖怪博士とも呼ばれています。新潟県の人々と妖怪との関わりやそこから見える自然観などを紹介します。〉
- 「江里康慧・江里佐代子展 仏像と截金」
PARAMITA MUSEUM
4/23-5/29
〈大仏師江里康慧の仏像とともに、平安仏所に遺された江里佐代子の截金作品の中から一堂に展示します。〉
- 「華麗なる紀州の装い かみ・ひと・ほとけをつなぐ」
和歌山県立博物館
4/23-6/5
〈紀州の地で守り伝えられてきた装束などを中心とする華麗なる染織品を、地域の歴史や文化、さらにはそこに用いられている細かい技法などとともにご紹介します。〉
- 「人形・ひとがた 祈りから遊びまで」
徳島県立博物館
4/23-6/5
〈人形は縄文時代の土偶にさかのぼることができ、古代には呪術に用いる形代でした。後には、祓い、依代、託宣、祈祷、守護、信仰、祝儀など多目的、多用途で使われる人形へと変化してきました。身近にあるさまざまな人形のつかわれ方を紹介します。〉
- 「テーマ展示室 高僧たちの墨蹟」
東北歴史博物館
4/26-5/14
〈宮城県内でもすぐれた禅僧が活躍してきました。近世になると、きわだった個性を端的に示す書画を多く自作した禅僧があらわれます。彼らの作品は個性豊かな作風に高い芸術的評価ばかりでなく、修行で培われた心のありようや人間のあるべき姿についての作者の考えを知る上で貴重な存在です。〉
- 「手塚治虫のブッダ展」
東京国立博物館
4/26-6/26
〈本展は手塚治虫『ブッダ』のオリジナル原画と仏像そのものを同じ空間に展示するという日本初の試みで、文化遺産と現代文化を融合しながら、手塚が追及したブッダの世界を間近に鑑賞していただこうとするものです。〉
- 「五百羅漢 増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師狩野一信」
江戸東京博物館
4/29-7/3
〈増上寺に秘蔵される「五百羅漢図」全100幅。絵師・狩野一信が10年の歳月をかけて描いた入魂の大作です。明治初期の廃仏毀釈や第二次世界大戦中の空襲などの苦難を乗り越え、大切に守られてきた仏画を寺外ではじめて一挙公開します。〉