9月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。まずは月前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「ヒンドゥー美術展 彫像と細密画」
石洞美術館
9/3-12/18
〈財団法人美術工藝振興佐藤基金の前理事長・佐藤千壽が1970年のインド訪問以来インド美術に魅せられて蒐集してきた作品を中心に、当館所蔵品の中から、ヒンドゥー教に関連した彫像、細密画などの作品を展示。〉
- 「神仏います近江 天台仏教への道」
MIHO MUSEUM
9/3-12/11
〈近江伝来の仏像・仏画・神像などを中心に展示し、大乗仏教とともに拡大深化し、両界曼荼羅に至る仏教世界の進展と、近江はもとより、わが国の宗教界に多大な影響をもたらした最澄、円仁、円珍らによる天台仏教の確立までの道のりを概観します。〉
- 「侍・僧侶の墨跡と文人南画展」
駿府博物館
9/3-10/16
〈作品を展示する主な侍・僧侶・文人:徳川家康 徳川秀忠 白隠 良寛 沢庵 勝海舟 江川坦庵 富岡鉄斎 加賀千代 福田半香 小室翠雲 松林桂月 山本玄峰〉
- 「大谷大学博物館所蔵の古瓦 関連寺院の資料と共に」
大谷大学博物館
9/6-9/24
〈朝鮮半島の三国時代から高麗時代にかけての古瓦と、日本古代の白鳳時代から平安時代にかけての古瓦を、関連資料とともに紹介しています。〉
- 「巡礼と石仏 甲山八十八ヶ所」
西宮市立郷土資料館
9/6-10/30
〈甲山八十八ヶ所の石仏を紹介する写真パネル展。関連の歴史資料も展示します。〉
- 「仙がい展」
福岡市美術館
9/6-10/30
〈博多・聖福寺の禅僧、仙がいは独特のユーモアあふれる禅画を描いて、多くの人に親しまれました。今回は仙がいの作品の中でも、とくに禅味あふれる名品を展示して、仙がいの禅の心に触れていただきたいと思います。〉
- 「仙がい 禅とユーモア」
出光美術館[門司]
9/9-10/30
〈「がい画無法」の精神にもとづいたきわめてユーモラスかつ自由奔放な作品は、斬新な表現や大胆なデフォルメにより、楽しく面白いと感じさせる不思議な魅力に満ち溢れています。特に、今回はそのような仙がいの作品を優しく見守った当時の博多っ子との交流のあともたどってみたいと思います。〉
- 「日本の美・発見V 大雅・蕪村・玉堂と仙がい 「笑」のこころ」
出光美術館
9/10-10/23
〈出光コレクションの中から池大雅・与謝蕪村・浦上玉堂の巨匠3人と、仙がいを合わせた優品56件により、様々な「笑」を知的に表現した4人の個性に光をあてます。〉
- 「経典の美」
和歌山県立博物館
9/10-10/13
〈古代から近世にかけて制作された経典のうち、法華経と大般若経を中心にして展示します。人々が経典に込めた思いを、少しでも感じ取っていただければと思います。〉
- 「因州兵の戊辰戦争 いくさと弔いの明治維新」
鳥取市歴史博物館
9/10-10/30
〈「官軍」として従軍した因州藩兵の戊辰戦争に関する展覧会です。従軍の経緯をたどり、「いくさ」と戦没者の「弔い」の実像にせまります。〉
《9月後半分につづく》