仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年9月の展覧会

2017年9月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


東北歴史博物館「狼と熊-畏れ、獲る-」9/16〜11/19

岩手県立博物館「中世の南部氏と糠部」9/23〜11/26
中世に糠部と呼ばれた地域や南部氏に関する資料、写真パネルの展示を通して、地域の特質や歴史的変遷をご紹介します。また、中世の当地における歴史が後世の資料ではどのように描かれているのか、歴史の描かれ方という点にも光を当てつつ、歴史研究の実状や可能性についても探っていきます。
http://www5.pref.iwate.jp/~hp0910/cgi-bin/them.cgi?f1=1490744636&f2=staff

北上市立博物館「国見山廃寺と周辺の寺院跡-先平泉文化の謎を探る-」9/22〜11/26
国見山廃寺の発展が最も大きくなった千年前、中尊寺より150年も前になぜ塔を持つ巨大な国見山廃寺ができたのでしょうか。今回の展示では、国見山廃寺と周辺の寺院などから見つかった貴重な仏具を多数展示しその謎について考えます。
http://www.city.kitakami.iwate.jp/docs/2017091600048/

山形県立博物館「GAGAKU-やまがたに息づく宮廷音楽-」9/23〜12/3

国立歴史民俗博物館「年号と朝廷」9/12〜10/12

台東区書道博物館「あの人、こんな字!-歴史上の人物たち《中国編》」9/22〜12/17
≪中国編≫では、歴代皇帝の書を紹介する特別コーナー、また、歴史上重要な人物が登場する写本として、当館の重要文化財三国志」を期間限定で特別公開するコーナーを設けます。
http://www.taitocity.net/zaidan/shodou/kannai/schedule/

東京国立博物館「運慶」9/26〜11/26
本展は、運慶とゆかりの深い興福寺をはじめ各地から名品を集めて、その生涯の事績を通覧します。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1861

永青文庫重要文化財 長谷川等伯障壁画展 南禅寺天授庵と細川幽斎」9/30〜11/26
天授庵方丈障壁画を細川家ゆかりの永青文庫にて全場面公開することで、天授庵と幽斎との関わりを改めて紹介。日通筆「等伯画説」、長谷川等伯「玉甫紹琮像」を特別に展覧
http://www.eiseibunko.com/exhibition.html#autumn

根津美術館「ほとけを支える-蓮華・霊獣・天部・邪鬼-」9/14〜10/22
仏教の多種多様なほとけを、支えるものという視点から見てみようという趣向の展覧会です。仏教を象徴する蓮の花(蓮華)は、ほとけを支える台座(蓮台)として最もポピュラーです。文殊菩薩は獅子、普賢菩薩は白象の背にこの蓮台を乗せています。一方、甲冑に身を包んだ四天王は邪鬼を踏み、優美な女神の弁財天は蓮の葉の上に坐しています。そして密教の世界になると、ほとけや台座の種類はさらに多様になります。「金剛界八十一尊曼荼羅」、「善光寺縁起絵」「愛染明王像」(いずれも重要文化財)など、根津美術館コレクションより選りすぐった優品約40件を通して、仏教美術のシンボリズムや豊かな表現をご覧いただきます。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

東京藝術大学大学美術館「素心伝心 -クローン文化財 失われた刻の再生-」9/23〜10/26
2001年に爆破されたバーミヤン東大仏天井壁画、流出後に第二次大戦の戦火で失われたキジル石窟航海者窟壁画、保存のため一般公開が困難な敦煌莫高窟第57窟、模写作業中に焼損した法隆寺金堂壁画など、この度、再現する作品はいずれも唯一無二の歴史的・芸術的価値が認められながら、惜しくも失われていたり、実物を鑑賞することが難しい作品ばかりです。クローン文化財の制作にあたっては、オリジナルの精細な画像データを取得し、三次元計測や科学分析を行って、空間・形状・素材・質感・色を忠実に再現します。また、クローン文化財に加えて、生涯にわたりシルクロードを歩き、撮り続けた並河万里の写真や、本展のために現地で撮影した映像、臨場感のある音など、五感でシルクロードの世界を体感いただけます。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2017/sosin/sosin_ja.htm

古代オリエント博物館「古代オリエント カミとヒトのものがたり」9/16〜11/12

大田原市なす風土記の丘湯津上資料館「那須の人々の心とほとけ-古代から中世初期の仏教をたどる-」9/16〜11/19

栃木県立博物館「中世宇都宮氏-頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族-」9/16〜10/29
017年9月16日(土曜日)〜2017年10月29日(日曜日)
平安末から戦国までの400年以上にわたって下野を治めた名族宇都宮氏、 全国に残るゆかりの文化財をもとに紹介します。
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/plan.html

松戸市立博物館「本土寺と戦国の社会」9/23〜11/12
http://www.city.matsudo.chiba.jp/m_muse/index.html

神奈川県立金沢文庫「横浜の元祖 宝生寺-宝生寺聖教横浜市文化財指定記念-」9/1〜10/29
横浜市南区にある寶生寺は、市内には珍しく天然林の残る真言宗の古刹です。寶生寺は、中世初期に当地の開発領主・石河氏が開創した寺院で、「横浜」の地名の初見である古文書をはじめ、学問所としての繁栄を偲ばせる聖教や絵画が数多く残されています。昨年、1900点に及ぶ寶生寺聖教が一括して横浜市有形文化財に指定されたのを記念して、中世横浜の歴史と仏教文化を浮かび上がらせます。あわせて、特集陳列「金沢文庫×縄文―金沢文庫所蔵の縄文遺物―」も同時開催いたします。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html

岐阜県博物館「壬申の乱の時代-美濃国飛騨国の誕生に迫る-」9/15〜11/19
本特別展では美濃が大きな存在感を示した壬申の乱を紹介するとともに、県内を代表する古墳時代から奈良時代の遺跡の出土品を中心とする関連資料をもとに「美濃国」「飛驒国」の誕生に迫ります。
http://www.gifu-kenpaku.jp/kikakuten/zinsin/

富士山かぐや姫ミュージアム「「地頭」と呼ばれた寺院-東泉院領に生きる“神領百姓”の江戸時代-」9/9〜10/22

安城市歴史博物館「陰陽道 安倍晴明」9/23〜11/5
今回の展覧会では、晴明の実像に迫るとともに、晴明の没後に形作られた、稀代の陰陽師としてのイメージ像形成の過程を追います。また、晴明以後の安倍家・土御門家の変遷と三河万歳との関わりを史料から紹介します。
http://ansyobunka.jp/rekihaku/exhibition/index-exhibition.html

新潟市新津美術館「興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」9/9〜10/15

富山県[立山博物館]「布橋灌頂会開催記念展 布橋灌頂会がわかる!!」9/5〜10/9

石川県立歴史博物館「禅の心とかたち-総持寺の至宝-」9/16〜11/5
瑩山・峨山両禅師の遠忌を記念して、およそ50年ぶりに總持寺の至宝が里帰りします。祖院・永光寺の寺宝も併せて出品し、石川で育まれた總持寺の歴史と文化をご紹介します。
http://ishikawa-rekihaku.jp/special/special_top.php?cd=2017080401

小松市立博物館「白山信仰と那谷寺」9/30〜11/26
http://www.kcm.gr.jp/

福井県立若狭歴史博物館「知られざるみほとけ-中世若狭の仏像-」9/30〜10/29
若狭に伝わった仏像のうち、鎌倉時代から室町時代にかけて作られた仏像を特集してご紹介します。この時代の仏像は、生き生きとした表情や、現実感がある姿が特徴です。明通寺の十二神将立像をはじめ、若狭におけるこの時代の仏像の展開と魅力に迫ります。
http://wakahaku.pref.fukui.lg.jp/exhibition/detail/post-367.php

MIHO MUSEUM桃源郷はここ-I.M.ペイMIHO MUSEUMの軌跡-」9/16〜12/17
全展示室を使ってMIHOコレクションの名品を展示します。北館では、日本美術を中心に、グランド・オープン以降現在までに新たに収蔵された作品やお披露目された作品に始まり、徐々に展示替えを行いながら、会期後半にはグランド・オープン時の展示内容を再現し、当時を振り返ります。南館では、エジプト、西アジア、南アジア、中国・西域など、世界の様々な地域、文明から選りすぐった古代美術を紹介します。
http://www.miho.or.jp/exhibition/20th/

湯木美術館「湯木コレクション選 古筆と茶陶 名品をすべてご覧いただきます その1」9/1〜12/10

大谷大学博物館「大谷大学博物館の逸品 重要文化財三教指帰注集』『高野雑筆集』」9/5〜9/23
http://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/

大阪府立狭山池博物館「行基伝承―受け継がれた記憶―」9/30〜10/29
今回は「行基伝承」をメインテーマとした展示を行うもので、大阪狭山市とその周辺地域に残された行基伝承を中心として、行基の生涯の事跡と、行基伝承の基となった中世の行基信仰を合わせて紹介するものです。
http://www.sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/_opsm/

正木美術館「神仏と祈り」9/16〜12/10
当館の平成29年度の秋季展は館蔵作品の中から、神と仏への信仰にまつわる作品を中心に約50点を展示いたします。「梵字文殊図」(景徐周麟賛、室町時代)や「半跏思惟像」(飛鳥時代)などの仏の姿を表現した作品や、神仏習合思想に根ざして描かれた「春日社寺曼荼羅」(鎌倉時代)、密教の尊格を描いた「不動明王図」(妙澤筆、鎌倉時代)のほかに、社寺より伝わった什宝や、古代の信仰の中でつくられた埴輪などをあわせてご紹介いたします。
http://masaki-art-museum.jp/event/

和歌山県立博物館「西行明恵」9/9〜10/5
平安時代の終わりごろから鎌倉時代にかけて、日本の歴史を彩った西行明恵。二人とも紀伊国出身の武士の家に生まれ、出家して寺僧として活動し、大きな足跡を残しています。この企画展では、西行明恵の足跡を関連する県内の故地とともに振り返ってみたいと思います。
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

天理大学附属天理参考館「天理図書館 古典の至宝- 新善本叢書刊行記念-」9/16〜11/27

岡山県立美術館「慈愛の人 良寛-その生涯と書」9/29〜11/5
良寛(1758-1831)は詩歌・書に優れた托鉢僧で、越後(新潟県出雲崎生まれ。同地を訪れた備中(岡山県)玉島円通寺の国仙和尚に従って同寺に入り、10年余りの修行ののち諸国を行脚して帰郷。生涯寺を持たず、名利にとらわれぬ生活を送り、清貧の中ですべての生けるものへの愛を失わず、子供と戯れ、友と語り、和歌を、漢詩を詠み、書に興じた人でした。本展では日本有数の良寛コレクター秘蔵の作品およそ120点からその魅力に迫ります。
http://okayama-kenbi.info/schedule-h29.html

九州国立博物館「神と仏と鬼の郷-国東宇佐六郷満山-」9/13〜11/5
大分県の国東半島や宇佐地域では、宇佐神宮を発祥とする八幡信仰と国東半島全域(六郷満山)で発展した山岳信仰が古くから結びつき、神仏習合による独特な仏教文化が形成されました。平成30年に六郷満山が開かれて1300年となることを記念し、この地域で育まれた有形・無形の豊かな仏教文化を紹介します。
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_schedule.html

熊本県立美術館「京都細見美術館 伊藤若冲と京の美術」9/16〜11/12

鹿児島県歴史資料センター黎明館「かごしまの仏たち-守り伝える祈りの造形-」9/28〜11/5
鹿児島では,明治期の廃仏毀釈などによって,仏像は全て失われたかのように考えられ,遠い存在と思われてきました。今回,鹿児島県内の多くの市町教育委員会や博物館・美術館などの協力を得て,仏像調査を行ったところ,それぞれの地域で守り続けられている仏像が,予想以上に多く残っていることが分かり,鹿児島の仏像を集めた本格的な展覧会を初めて開催できることになりました。
https://www.pref.kagoshima.jp/ab23/reimeikan/kouza/jisyukikaku/kikaku_tokubetutenji/event_kagoshimano-hotoketachi.html