仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年12月の展覧会

2017年12月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


和泉市久保惣記念美術館「中国の神々と神獣-拓本と青銅鏡-」12/16〜1/28
美術館が所蔵する戦国時代(紀元前475年〜紀元前221年)から後漢時代(西暦25年〜220年)の作品を中心に、神や神獣の図像を表した画像石の拓本や青銅鏡を陳列します。古代において尊崇されていた天上の神々や龍などの神獣の図像は、壁画に彫刻されたり工芸品の装飾に取り入れたりなど、高貴な意義をもつ意匠として多用され、古代の中国美術を見る上で欠かすことのできない豊富な内容を持っています。
http://www.ikm-art.jp/tenrankai/index.html

京都文化博物館「至宝をうつす-文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ-」12/16〜1/28
明治20年(1887)に京都の地で創業した便利堂が手掛けてきた文化財の複製を展示し、連綿と受け継がれてきた複製による保存と活用、文化財撮影の歴史をたどります。また、熟練の職人技と最新の技術を駆使した現在の複製制作や、今後に向けた取組みを紹介します。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/benrido/

大分県立歴史博物館「豊の経塚 込められた祈り」12/22〜2/25
 経典を埋納した経塚の造営は、全国的にみても畿内周辺とともに、北部九州においても大流行しました。なかでも、仏教文化の花開いた英彦山求菩提山をはじめとした豊前国の山稜部や山岳寺院、国東半島一帯の六郷山寺院において、経塚に関係する遺物が数多く残されています。その背景には、宇佐宮境内の弥勒寺が弥勒仏を本尊とする末法対策の国家的道場に位置付けられたことにより、北部九州の寺社は宇佐宮・弥勒寺の傘下に入り、ここを活動の舞台とした天台僧が盛んに埋経活動を行ったためであると考えられています。本展では社会不安に端を発した仏にすがる思いを経塚を通じて紹介します。
http://www.pref.oita.jp/site/rekishihakubutsukan/toyonokyouduka.html