仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2017年11月の展覧会

2017年11月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)


酒田市美術館「興福寺中金堂再建・法相柱柱絵完成記念 興福寺の寺宝と畠中光享展」11/18〜12/24

泉屋博古館分館「典雅と奇想-明末清初の中国名画展」11/3〜12/10

出光美術館「書の流儀Ⅱ ―美の継承と創意」11/11〜12/17
書を芸術として愛してきたわが国の伝統は、中国を模範として学んだのち独自の世界観を育みました。各時代の知識人たちは「書く」ことに親しみつつも数々のルールを定めましたが、一方では巧みさや個性を競うこともありました。こうした慣習は今なお変わらず、多様な美を認め、様々な流儀を派生させています。古来、書とはいかに受け継がれ、また各々の理想はどのように追求されてきたのか。素朴な疑問とともに書表現の鑑賞方法を日本・中国の優品よりたずねます。
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/schedule/

神奈川県立金沢文庫「唐物 KARA-MONO―中世鎌倉文化を彩る海の恩恵―」11/3〜1/8
大陸との交易は、中世都市鎌倉に陶磁器や書物、経典、墨などさまざまな「唐物」をもたらし、国際色豊かな文化を形成しました。「唐物」の受容は同時代に輸入された文物にとどまりません。北条実時は、入唐僧・恵萼(えがく)が平安時代に請来した『白氏文集』を写して創設した金沢文庫に収めました。また、中国の国際貿易都市・寧波(ニンポー)沖の普陀山は、恵萼ゆかりの観音菩薩像を祀ります。この普陀山観音は海上の守護として東アジア諸国で信仰され、鎌倉地方にも仏像や仏画が伝えられています。本展では、鎌倉文化の基層にある大陸への憧憬を国宝、重要文化財など約100点から探ります。
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenjiyokoku.html

岡崎市美術博物館三河の秋葉信仰-火伏の神の系譜-」11/25〜1/14
秋葉山(浜松市)は火伏の霊験あらたかとして、江戸時代に三河遠江を中心に広く信仰を集めました。庶民は参詣するための仲間である講を結成し、その様子は広重・暁斎らの浮世絵にも描かれています。またこの地域に現存する多数の常夜灯は、秋葉信仰が暮らしの中に深く根付いていたことだけでなく、岡崎の石の産地としての特質を示しています。本展を通して、三河の人々の心に息づく秋葉の信仰とその歴史を紐解いていきます。
http://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/index.html

名古屋市博物館「北斎だるせん!」11/18〜12/17
 「冨嶽三十六景」でおなじみの江戸の浮世絵師、葛飾北斎。彼が一時期名古屋に住んでいたのをご存じですか?今からちょうど200年前、北斎は縦18mの大だるまを即興で描くイベントを名古屋で開催しました。そして「だるせん(だるま先生の略)」というあだ名が生まれるほど話題をさらったのです。意外にも北斎と名古屋の関わりは深く、『北斎漫画』も名古屋で誕生した本です。本展覧会では大だるまイベントを巡る熱狂を中心に、北斎と名古屋の関わりを紹介します。
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji170901.html

和文華館「書の美術-経典・古筆切・手紙-」11/17〜12/24
一文字一文字に祈りが込められ厳かに飾られた装飾経。連綿としたためられた和歌に流麗な美しさが見られる古筆切。個性的な文字や内容に人柄がにじみ出る公家や武家、僧侶の手紙。多様な書は人々の美意識を味わうことが出来ます。大和文華館のコレクションを中心に特別出陳作品を交え、平安から江戸時代に至る書の数々をご紹介します。
http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/exhibition/

広島県立美術館ブータン しあわせに生きるためのヒント」11/2〜12/24
「幸せの国」として知られる、ヒマラヤ山脈南側に位置するブータン王国。日本・ブータン外交関係樹立30周年を記念し、ブータン王国から日本初公開の美術作品・文化資料約140点が出品される本展を通じ、ブータンの伝統や文化、その世界観や価値観を紹介します。
http://www.hpam.jp/