今、「東京・ミュージアム ぐるっとパス2008」を使っています。
当パスは〈都内61施設の入場券または割引券がつづられた便利でお得なチケットブック〉です。2カ月有効で2000円。美術館・博物館の常設展に3つ4つ行くと、モトがとれてしまいます。
私自身は立場上あんまりチケット代を惜しんでいい分際ではないのですが、こういう企画で各館が活性化するのは大いに歓迎!と応援の気持ちを込めて活用中。受付でよくパス利用者と出くわすので、ずいぶん浸透しているもようです。
ミュージアムへの関心というのは本来、「興味ある分野ならば見る」というのが前提のはず。なのに実は「分野を問わず何でも見たい」という人が少なからずいる。ほかならぬ私もそう。そんな同志にとってはこの上なくうれしい内容です。まあきっとそういう変わり者を喜ばすばかりが目的ではないでしょうけど。
私がこれまで1カ月間に行けたのは、出光美術館、書道博物館、東京都庭園美術館、松岡美術館、江戸東京博物館、大倉集古館、泉屋博古館分館。所用のついでをやりくりしてこれだけ行ければ十分か。これから目標としては、三井記念美術館と山種美術館。行けたらいいなという希望は、東京国立近代美術館とブリヂストン美術館。あと、できれば動物園も。
スタンプ類を集めて回るのではなく(別途にそういった付随企画もあるのですが)、チケットを切り離してゆくほどに得られる充足感がイイ。御用とお急ぎでない方はぜひ。