4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「大谷大学博物館の名品」
大谷大学博物館
4/1-5/18
〈江戸時代の東本願寺学寮以来の伝来品に、先学の寄贈品などを加え、古典籍を中心として、重要文化財八件を含む約一万二千件の文化財を収蔵しています。〉
- 「大圓寶鑑國師350年遠諱記念 大仙寺展」
花園大学歴史博物館
4/2-6/8
〈大仙寺(岐阜県加茂郡八百津町)所蔵文化財のうち、寺史資料のほか墨蹟および美術資料の優品を中心に展観し、大仙寺の歴史と美濃の地に華開いた禅文化をご紹介します。〉
- 「ボストン美術館 日本美術の至宝」
大阪市立美術館
4/2-6/16
〈明治時代に教鞭を執るために来日し、後にボストン美術館日本美術部長となったフェノロサ、日本美術収集家であったビゲローの優れたコレクションを含む日本美術の名品をこれまでにないスケールで紹介します。〉
- 「鎌倉の至宝」
鎌倉国宝館
4/6-5/12
〈古都鎌倉の育んだ豊かな文化を再認識していただくために開催する年に一度の展覧会です。今年度の展示では、平成24年度に新たに鎌倉市指定文化財となった作品を一挙に公開いたします。〉
- 「當麻寺 極楽浄土へのあこがれ」
奈良国立博物館
4/6-6/2
〈「當麻曼荼羅」とともに極楽浄土信仰の拠点となった當麻寺のすがたをご覧いただきながら、1300年以上前の草創期には弥勒如来を本尊とした寺院であり、後には密教化し、修験道とも深く関わるなど、信仰を重層させてきた當麻寺の奥深い歴史とその魅力にも迫ります。〉
- 「大倉コレクションの精華1 中世近世の絵画」
大倉集古館
4/6-5/26
〈大倉集古館の所蔵品の内、日本の中世から近世の絵画を中心に展観いたします。仏画、狩野派、琳派、文人画など、多岐にわたる分野から、コレクションを代表する名品の数々をご紹介いたします。〉
- 「国宝 大神社展」
東京国立博物館
4/9-6/2
〈伊勢神宮の第62回式年遷宮を機に、神社本庁をはじめ、日本全国の神社の全面的な協力を得て、神社の宝物や日本の神々に関する文化財を総合的にご覧いただく、貴重な機会となります。〉
- 「平成の大遷宮 出雲大社展」
島根県立古代出雲歴史博物館
4/12-6/12
〈「平成の大遷宮」を機に開催するこの特別展では、出雲大社の御神宝をはじめ、悠久の昔から今に伝わる考古資料や古文書など様々な文化財とともに、全国の由緒ある諸社に伝えられてきた神道美術の精華を一堂に展覧します。〉
- 「入江泰吉の東大寺」
姫路市書写の里・美術工芸館
4/12-5/26
〈奈良大和路の写真家として名高い入江泰吉について、ライフワークであった東大寺の撮影写真を中心に、戦後の間もない頃から晩年にいたるまでの作品や資料など約50点を紹介します。〉
- 「伊豆の涅槃図」
上原仏教美術館
4/13-6/2
〈主に南伊豆地域に伝わる涅槃図を中心に、江戸時代に描かれた涅槃図を紹介していきます。本展は現在、当館と南伊豆町町史編纂委員会との協力調査で得られた調査成果公開の一環です。〉
- 「華麗なるインド インドの細密画と染織の美」
三鷹市美術ギャラリー
4/13-6/23
〈日本画家畠中光享氏が約40年にわたり収集してきたコレクションの中から厳選して紹介。世界中の垂涎の的であったインド染織とミニアチュールのロマン溢れる世界を通して、華麗なるインドの美をお楽しみください。〉
- 「論語と足利学校」
足利市立美術館
4/13-5/12
〈日本最古の学校・足利学校には、『論語』の本や孔子に関する資料が多く遺されています。本展は、これらの資料と日本最古級の論語木簡や『論語』の重要な本並びに拓本を一堂に展示するものです。大規模な論語展としては、はじめての試みです。主なみどころは以下のとおりです。〉
- 「大ベトナム展」
九州国立博物館
4/16-6/9
〈今年は、日本とベトナムの外交関係樹立40周年という大きな節目の年にあたります。これを記念して開催する、日本ではじめて本格的にベトナム文化を紹介する展覧会です。ベトナム国立歴史博物館所蔵品をはじめ、国内外から約250点の作品が集まります。〉
- 「仏像半島 房総の美しき仏たち」
千葉市美術館
4/16-6/16
〈展示室に集うのは、房総半島各地から選りすぐられた仏像約150体。関東の白鳳仏としてきわめて重要な龍角寺の薬師如来坐像に始まり、平安前期の森厳な作例を経て、定朝様や鎌倉様式を受容してゆく流れを追う一方で、「七仏薬師と妙見菩薩」「房総の鋳造仏と上総鋳物師」といったこの地ならではのテーマも検証します。〉
- 「「もののあはれ」と日本の美」
サントリー美術館
4/17-6/16
〈古来、親しまれてきた「雪月花」や「花鳥風月」にあわせて「もののあはれ」という言葉をとくに採り上げ、その歴史を辿るとともに、誰もが心癒されるであろう抒情性あふれる日本美の世界へご案内します。〉
- 「栄西」
岡山県立博物館
4/19-5/19
〈臨済宗の開祖、そして喫茶を伝えた茶祖として名高い栄西は永治元年に備中国、現在の岡山県西部で生まれました。栄西の出身である賀陽氏は代々、吉備津宮の神官を務める家でした。平成26年は栄西の800回忌にあたることから、今回の展覧会ではこれを記念し、その生涯と事績にスポットをあてます。〉
- 「平山郁夫 悠久のシルクロード」
龍谷ミュージアム
4/20-6/30
〈平山郁夫画伯の数々の名画からその画業を振り返るとともに、生涯に渡って尽力した文化遺産保護活動と関わる優れたシルクロードの美術コレクションも展観し、改めて偉大な画家の情熱に迫ります。〉
- 「大僧正行基展 なぜ菩薩とよばれたか」
吹田市立博物館
4/20-6/2
〈最初、行基の活動を禁圧した朝廷は、大仏の造営にあたって行基に協力を依頼し、大僧正の位を贈りました。なぜ、朝廷は行基を認めたのか、なぜ行基は人々から菩薩とよばれたのか?行基の生涯を紹介します。〉
- 「いとうるわし。日本の美 京都国立博物館名品展」
香川県立ミュージアム
4/20-5/26
〈京都国立博物館の貴重なコレクションから、「憧憬の美」をテーマに、国宝7件、重要文化財14件、重要美術品2件を含む全57件の作品を展示します。郷土の偉人、弘法大師空海の真筆・国宝「金剛般若経開題残巻」をはじめ、書跡、絵画、彫刻、金工、陶磁、漆工、染織の各分野から、わたくしたち日本人の美の歴史を語るに外せぬ優品を一堂にご紹介します。〉
- 「日本最初の禅寺 博多 聖福寺展」
福岡市博物館
4/20-6/16
〈聖福寺では、平成26(2014)年、栄西禅師の800年大遠諱を迎えます。本展覧会ではこれを記念し、門外不出の名宝を含む寺宝約200点を公開します。〉
- 「受け継がれた文化財」
川崎市市民ミュージアム
4/20-6/2
〈第1部「川崎大師の寺宝と信仰」現在まで伝えられてきた仏画を中心とした数多くの寺宝を展観するとともに、「厄除け大師」としてのその信仰の姿を紹介。第2部「文化財は語る…」収蔵資料を広く知ってもらい、川崎の文化・芸術・歴史遺産を次世代に継承します。〉
- 「播磨国風土記 神・人・山・海」
兵庫県立考古博物館
4/20-6/23
〈神々や天皇、豪族、渡来人、名も無き多くの人々の足跡が簡潔な中にもユーモアラスに記された『播磨国風土記』を読み解きながら、1300年前の人々が今に伝えてくれた播磨地域の歴史、豊かな自然と産物、人々の暮らしに迫ります。〉
- 「中国 王朝の至宝展」
名古屋市博物館
4/24-6/23
〈中国最古の王朝・夏から宋王朝までの3000年間あまりを対象に、最新の考古学調査の成果と出土文物によって、多様な特色ある地域文化が絡まりあって発展してきた中国の壮大な歴史と文化を紹介します。〉
- 「飛鳥寺2013」
飛鳥資料館
4/26-6/2
〈奈文研は昭和31〜32年に飛鳥寺を発掘調査しました。飛鳥資料館では、その成果をもとに昭和61年に「飛鳥寺」展を開催しました。今回、「飛鳥寺2013」展として、あらたな研究の成果を紹介します。同時に、飛鳥寺研究の原点となった昭和31〜32年の発掘調査時に、私たちの先輩が残した図面や写真などの記録類の展示を企画しました。〉
- 「国宝 薬師寺展」
石川県立美術館
4/26-6/23
〈古典彫刻の傑作「聖観世音菩薩立像」、麻布に描かれた独立像では日本最古の彩色画「吉祥天女像」、法相宗宗祖を描いた「慈恩大師像」など、国宝6件を含む薬師寺の至宝44件を展示します。〉
- 「瀬戸神社」
神奈川県立金沢文庫
4/26-6/9
〈瀬戸神社に秘蔵されてきた宝物を中心として、鎌倉の東に位置した海の守護神・瀬戸神社の全貌を初公開いたします。〉
- 「霊峰鳥海に祈る人びと」
秋田県立博物館
4/27-6/16
〈霊峰として信仰対象となった鳥海山は、大物忌神のやどる出羽国一宮として、また薬師如来を本地とする霊場として繁栄しました。この展示から、霊峰鳥海の山麓の歴史・宗教文化と、人びとの祈りの姿を感じて頂ければ幸いです。〉
- 「天台古刹 湖東三山の至宝」
愛荘町立歴史文化博物館
4/27-5/31
〈百済寺・金剛輪寺・西明寺は、「湖東三山」と呼ばれ、紅葉の名所として広く知られています。平成25年、その湖東三山にスマートインターチェンジが開設します。これを記念し、今後多くの方々が湖東三山に訪れ、その信仰や歴史、文化財に興味をもっ ていただくための機会として、湖東三山の至宝の一部を紹介します。〉