1月に始まる展覧会からアジア・宗教関連と思われるものをピックアップします。開始日順。まずは1月前半分。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 冬の展示「東涌西没 棟方志功の神仏」
棟方志功記念館
1/1〜3/28
〈代表作《釈迦十大弟子》をはじめとして、棟方は神仏を題材として数多くの作品を制作しています。苦しみも楽しみも、仕事も、ただ生まれてくる、湧き溢れてくる、そして知らないうちに没してゆく。棟方の板画制作の根底にはつねに「他力」の思想がありました。自分で仕事をしていると判ってしている仕事などたかが知れている、際限のない何か大きな力によるものこそが本物なのだ。ダイナミックに描かれた棟方の神仏を紹介します。〉
- 「祈りの姿 成田山の仏教絵画・写経を中心に」
成田山書道美術館
1/1〜2/28
〈今回の展覧会では、成田山新勝寺や成田山文化財団などで所蔵する奈良時代から現代まで、幅広い時代にわたる仏教絵画や写経などを中心に展示します。〉
- 特別展「遊行寺の什宝 伝えられた仏教美術の優品」
遊行寺宝物館
1/1〜2/15
〈遊行寺に伝えられた什宝の中より、当館初公開となる「後醍醐天皇御像模本」と本邦初公開となる「木造空也上人立像」を含めた仏教美術の世界を紹介。時宗美術と称される独特の絵画や貴重な経典の数々、墨蹟・工芸など、48点を一堂に公開。〉
- 新春特別陳列展「平山郁夫・村上華岳の日本画を中心に」
上原仏教美術館
1/1〜1/31
〈前期展示では、当館所蔵の平山郁夫や村上華岳の日本画、天平写経の名品「賢愚経断簡(大聖武)」などを展示いたします。近頃、平成の大修理が終わった唐招提寺金堂に安置される盧遮那仏を、平山郁夫が金色の幻想的な姿に描いた『唐招提寺 盧遮那仏』や、大正13年に村上華岳が蓮台で静かに坐す姿を描いた『観世音菩薩』などの日本画をお楽しみ下さい。〉
- 特別展「京都妙心寺 禅の至宝と九州・琉球」
九州国立博物館
1/1〜2/28
〈無相大師ゆかりの寺宝をはじめ、妙心寺の禅文化を彩る名宝の数々が出陳されます。また琉球王国の仏教美術の名品がまとまって紹介されるのは初の機会となります。なかでも圧巻は、沖縄県石垣市・桃林寺の金剛力士像です。〉
- 所蔵作品展「祈る」
広島県立美術館
1/2〜2/21
〈神仏の姿・形を直接モチーフとするものだけではなく、作者の「祈る」姿勢を強く印象づける表現をもつ数々の作品をご紹介します。〉
- 「冬季所蔵作品展 特別公開国宝・梵鐘」
佐川美術館
1/1〜1/24
〈日本画作品15点と、素材の性質を活かしたシャープで力強い独自の造形を確立した人間国宝・黒田辰秋の木漆工芸作品を公開。また、比叡山延暦寺西塔ゆかりの国宝・梵鐘を特別公開いたします。〉
- 企画展「成合 春日神社と金龍寺」
高槻市立しろあと歴史館
1/4〜2/28
〈成合は、安満山西麓に位置する山あいの小盆地です。村の農耕儀礼に深く関わった雨乞い祭具をはじめ、春日神社の神宝の数々と金龍寺にゆかりのある古文書・絵図などの資料や年中行事の展示をつうじ、成合地域の歴史と今に伝わる貴重な民俗を探ります。〉
- 交流展「古代出雲展 国宝青銅器の世界」
岡山県立博物館
1/5〜2/7
〈古代出雲歴史博物館から、国宝に指定されている荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡出土の青銅器を紹介します。あわせて、古代吉備の青銅器も紹介し、古代青銅器の歴史と文化に触れる機会を提供します。〉
- 特別陳列「仏教美術と信仰」
野洲市歴史民俗博物館
1/5〜2/2
〈野洲市には数多くの文化財が伝えられています。なかでも仏像や仏画、経典、石造品など仏教文化に関わる指定文化財が多く、長い歴史を経て今なお大切に護持されているのは、地域の人々の信仰の厚さによるものでしょう。今回は、寄託資料や館蔵資料のなかから、仏教美術に関する資料を中心に特別公開します。〉
- 「日本の祈りと縁起もの」
熊本県立美術館
1/6〜3/28
〈日本の伝統的な祈りと縁起ものの世界をご覧頂き、昨今の暗い話題を振り払うために、「いたるところで、しあわせの予感。」というキャッチコピーのもと、この展覧会ではこれまで人々が苦しみを乗り越えるために祈りを捧げてきた神さまや仏さま、めでたい兆しを示すものとして親しまれてきた縁起ものの作品を展示します。〉
- ミニ展示「第4回 いのちとお墓」
橿原考古学研究所附属博物館
1/9〜1/31
〈2010年の平城遷都1300年祭の開催を祝し、平城京や県内から出土した遺物を展示します。合計7回の連続企画です。 〉
〈後半につづく〉