東京国立博物館に行ってきました。ギャラリートーク(岩佐光晴上席研究員による秋篠寺十一面観音立像の列品解説)をお聞きするのが目的。
秋篠寺十一面観音立像は針葉樹の一木造り。造型的に類似する像として、れんじょう寺(れんは王+連、じょうは王+成)・観音菩薩立像、元興寺・薬師如来像、宝菩提院願徳寺・菩薩半跏像、宝積院・十一面観音菩薩立像などを挙げてご解説。その共通項から桓武天皇、土師氏、紀氏とのつながりを押さえ、唐代彫刻の影響も考察。なるほど。
拝聴後、本館を一周。虎がらみの書画多数。仏教関連では近代絵画に横山大観「日蓮上人」、荒井寛方「乳糜供養」がありました。法隆寺宝物館には今日から展示替えになったお写経が十数点。「土偶展」は仏教伝来以前の文物ということで涙をのんでパス。
そうそう、本館地下で、今秋の特別展「東大寺大仏」のポスターを見かけました。プレ告知という感じのシンプルな構成で、タイトルと期日・会場名の文字、そして大仏殿の写真。
ってことは、ひょっとして、
おでましになるのでしょうか、
大仏様。
※人通りが多い場所のため、こんな角度からしか撮れませんでした。ポスター前面に手前の光景(自販機など)が写り込んでしまっています。申し訳ございません。