10月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。まずは月前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「仏教伝来」
橿原考古学研究所附属博物館
10/1-11/20
〈大和の各地で寺院が建立された様子を物語る考古学資料を紹介〉
- 「みほとけの考古学 中世民衆と仏教信仰」
兵庫県立考古博物館
10/1-11/27
〈平安時代から戦国時代までの、経塚遺宝や地鎮具など中世仏教信仰にかかわる数々の考古資料や県内の古刹に伝わる絵画や仏具などを通じて、中世仏教信仰のすがたを紹介します。〉
- 「黄檗版大蔵経展 その流布と改刻」
佛教大学宗教文化ミュージアム
10/1-10/23
〈(テキスト情報なし)〉
- 「墨痕 託された思い」
正木美術館
10/1-11/27
〈(テキスト情報なし)〉
- 「遂翁元盧 禅画と墨蹟 丈山文庫・永明寺所蔵作品」
花園大学歴史博物館
10/3-12/20
〈丈山文庫および永明寺に蔵される遂翁元盧の禅画・墨蹟を展観します。遂翁の作品のみで構成された個展は本展が初となります。〉
- 「大妙見祭展 華ひらく祭礼風流」
八代市立博物館未来の森ミュージアム
10/3-11/18
〈八代妙見祭は、妙見町にある妙見宮(八代神社)の秋の大祭です。平成23年に国の重要無形民俗文化財に指定されたのを記念して、八代妙見祭の発展の歴史とゆかりの文化財を紹介するものです。〉
- 「春日の風景 麗しき聖地のイメージ」
根津美術館
10/8-11/6
〈「春日権現験記絵」をはじめ、春日曼荼羅、伊勢物語絵そして名所図屏風に至る、春日の景観を描いた中世から近世の絵画・工芸作品約35件を展示し、聖地、名所そして文雅の地である「春日」のイメージの展開と諸相をご覧いただきます。〉
- 「瑠璃寺と天台の秘宝」
飯田市美術博物館
10/8-11/13
〈瑠璃寺を中心に密教関係の仏画類などを中心におよそ20件の宝物と写真パネル等をまじえ、当地域の仏教文化の懐の深さを実感できる機会といたします。〉
- 「円空 こころを刻む 埼玉の諸像を中心に」
埼玉県立歴史と民俗の博物館
10/8-11/27
〈岐阜県や愛知県に次いで数多く確認されている埼玉の円空仏を一堂に会し、円空がこの地に残した思いを探ろうとするものです。〉
- 「細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」
京都国立博物館
10/8-11/23
〈旧熊本藩主であった細川家歴代当主ゆかりの品々に、近代以降あらたに収集した至宝の数々は、「文武両道」細川家の歴史をまさに体現するものといえるでしょう。美の世界では、いかなる天下人に対しても引けをとらなかった細川家。その魅力の全貌を、本展を通してお楽しみいただけましたら幸いです。〉
- 「三河浄土宗寺院の名宝 浄土へのいざない」
岡崎市美術博物館
10/8-11/20
〈三河の浄土宗寺院の至宝約120件を一堂に展示し、法然の生涯や事績を紹介するとともに、浄土教美術の粋をご覧いただきます。さらに寺勢の盛衰に深く関与した松平氏、今川氏、徳川氏など三河の有力武士との関係を示す資料を紹介し、浄土宗寺院をめぐる三河の歴史を辿ります。〉
- 「武将が縋った神仏たち」
滋賀県立安土城考古博物館
10/15-11/20
〈軍神信仰の成立からその展開、さらに天下人の人神化に至る歴史を辿ることができるよう、重文9件、府県指定文化財8件、初公開資料多数を含む絵画・彫刻・工芸品にわたる各種の作品60件を尊像別に展観します。〉
- 「愛染明王 愛と怒りのほとけ」
神奈川県立金沢文庫
10/15-12/4
〈愛染明王の仏像や仏画の名品を紹介し、文献からもその姿の秘密に迫りつつ、密教修法の実態と歴史をたどります。また鎌倉時代、奈良・西大寺の叡尊に始まる真言律宗における愛染明王信仰や、天照大神と結びつき新たな神話を生み出した面にもスポットをあてます。〉
《10月後半分につづく》