仏報ウォッチリスト

ここは仏教の最新情報、略して《仏報》の材料をとりあえず放りこんでおく倉庫です。

2013-01-01から1年間の記事一覧

 常盤山文庫の墨蹟

鎌倉国宝館で「常盤山文庫70周年記念名品展 特集 墨蹟」を見ました。 実業家・故菅原通濟のコレクションである常盤山文庫は同館で定期的に公開されており、根津美術館で展示されたのも拝見したことがあります。今回は禅僧の筆墨を十数点、ほかに水墨画と陶器…

 6月の展覧会

6月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「朝鮮の絵画と…

 6月の講演

東京近辺で6月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(6/8 更新) 仏教文化研究所公開講座 日時:6/1 13:30 会場:武蔵野大学5号館グリーンホール 講師:佐々木閑 演題:仏教的世界観で現代を生きる 主催…

 在家佛教7月号

月刊誌『在家佛教』2013年7月号を、6月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙のバックの色は、シアン20% + マゼンタ30% + イエロー40% (ベージュ)です。

 5月の展覧会

5月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「近世の禅画」 …

 能「船弁慶」

国立能楽堂でお能「船弁慶」を見ました。この演目自体は昨年9月に見たばかりですが、今回は「ユネスコ記念能」ということで新趣向。お能の前に仕舞が4つあり、すべて同じ曲を立ち会い形式で見せるという。同じ詞章でも流儀によって節が違い振りが違う。とい…

 受け継がれた文化財

川崎市市民ミュージアムで展覧会「受け継がれた文化財」を見ました。 2部構成で、前半は「川崎大師の寺宝と信仰」。まず川崎大師の寺宝が20点あまり。軸装の仏画が中心で、傷みが激しいものの、江戸時代の両界曼荼羅図や涅槃図など色鮮やかな作品もあります…

 江戸時代かながわの旅

神奈川県立歴史博物館で特別展「江戸時代 かながわの旅 「道中記」の世界」を見ました。江戸期の旅人のために編集されたガイドブックと、宿場町を描いた浮世絵を主とした展示。 道中記はビジュアルと情報量のどちらを重視するかで編集方針が違ってきます。見…

 5月の講演

東京近辺で5月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(5/5更新) 仏教文化研究所公開講座 日時:5/4 13:30 会場:武蔵野大学5号館グリーンホール 講師:山崎龍明 演題:五濁無仏の世を生きる 主催:武蔵…

 「大僧正行基展」

吹田市立博物館で特別展「大僧正行基展 なぜ菩薩とよばれたか」を見ました。 奈良時代の高僧である行基菩薩の生涯を紹介しながら、宗教事業家として民衆を救済した業績を顕彰する展示。そもそも行基本人に直接つながる遺品は皆無に近く、展示でも10センチあ…

 「當麻寺」展

奈良国立博物館で特別展「當麻寺 極楽浄土へのあこがれ」を見ました。 奈良県葛城市の當麻寺といえばイコール中将姫伝説、と思っていたところ、それは一面に過ぎないという展示構成。絵巻「當麻寺縁起」の展示は上中下3巻のうち上巻のみ第1室にあり、これが…

 麗しきチベットの仏たち

福井市立郷土歴史博物館で特別展「麗しきチベットの仏たち」を見ました。 チベット仏教の色鮮やかな仏画(曼荼羅、タンカ、ツォクシン)を中心に40点あまり。まず基礎解説があって、作品ごとにワンポイントメモが付く親切な展示。とかく神秘的だのエキゾチッ…

 在家佛教6月号

月刊誌『在家佛教』2013年6月号を、5月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙のバックの色は、シアン40% + マゼンタ10% + イエロー50% (若葉色)です。

 本年度展覧会のメモ

博物館・美術館の年間スケジュールから、今夏以降の予定で、日本〜アジアの宗教文化に関連すると思われる展覧会をピックアップしました。開催日順。今後まだ増えるかもしれません。 詳細情報はリンク先にありますが、現時点ではまだ簡単な説明文しかないこと…

 「仏像半島」

千葉市美術館で「仏像半島 房総の美しき仏たち」(4/16-6/16)を見ました。千葉県内の仏像100余体がお出ましの展覧会。建物の構造から上下階にまたがり、複数の部屋に分かれてはいるものの、仕切りやケースを極力減らして、文字通り仏さまが一堂に会していま…

 「国宝 大神社展」

東京国立博物館で「国宝 大神社展」(4/9-6/2)を見ました。全国の神社から宝物を借り受けて神道美術の全体像を示す展覧会。祭具や調度品、絵画、文書、神像など200件あまりを展示。 神道というと抽象的な対象を拝んでいるイメージがありますが、実際はかな…

 4月の展覧会

4月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「大谷大学博物…

 4月の講演

東京近辺で4月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。 東京国立博物館月例講演会 日時:4/6 13:30 会場:東京国立博物館平成館大講堂 講師:小野真由美 演題:桜花礼賛 国宝・花下遊楽図?風の諸相 主催:…

 在家佛教5月号

月刊誌『在家佛教』2013年5月号を、4月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙のバックの色は、マゼンタ30% + イエロー50% (あんず色)です。

 3月の展覧会

3月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「国宝・東大寺…

 「救いへの祈り」展

神奈川県立金沢文庫で企画展「救いへの祈り」を見ました。年忌供養の歴史と背景を文字史料と仏画・仏像で紹介。企画を担当された向坂卓也学芸員の解説講座を聞けたので、いっそう理解が深まりました。 初七日から七日ごとに七七日(四十九日)までの法要はイ…

 3月の講演

東京近辺で3月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(3/2更新) 光明寺仏教講座 日時:3/2 15:00 会場:光明寺 講師:西口順子 演題:日本史にみる女性と仏教 中世の尼と尼寺 主催:光明寺 親鸞思想の解…

 在家佛教4月号

月刊誌『在家佛教』2013年4月号を、3月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙のバックの色は、シアン40% + マゼンタ20% + イエロー20%(灰青色)です。

 「卒都婆小町」

国立能楽堂でお能「卒都婆小町」を見ました。 卒塔婆に腰掛けている年老いた小野小町を僧侶がとがめたところ、逆に善悪不二・煩悩即菩提・一切無差別という仏教の教理で言い負かされてしまうのが前半。小町にかつて懸想した四位(深草)少将が憑依し、やがて…

 2月の展覧会

2月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「震災からよみ…

 2月の講演

東京近辺で1月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。 親鸞思想の解明 第59回 日時:2/7 18:30 会場:東京国際フォーラムG402 講師:本多弘之 演題:浄土を求めさせたもの 『大無量寿経』を読む 主催:親…

 在家佛教3月号

月刊誌『在家佛教』2013年3月号を2月1日に発行しました。内容は目次をご覧ください。 表紙のバックの色は、シアン20% + マゼンタ40% + イエロー30% (桃色)です。

 1月の展覧会

1月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました) 「ボストン美術…

 「法華経の世界」展

神奈川県立金沢文庫で企画展「法華経の世界」を見ました。日本で最も親しまれているこの大乗経典は、どのような内容で、どのように伝えられてきたのかを、展示品と説明パネルで懇切に解説。 法華経で重要なテーマは「授記」すなわち、あなたは如来になるとい…

 「書聖 王羲之」展

東京国立博物館で特別展「書聖 王羲之」を見ました。習字のお手本のような優品約160点を一堂に集め、書道界の大親分の実像に迫る展覧会です。 王羲之は日本で言えば聖徳太子よりむしろ卑弥呼の時代に近い4世紀の人。その直筆は愛されすぎたがゆえに一つも残…