朝日新聞7/31付（東京本社発行本紙朝刊8面オピニオン欄の左下）に「新聞文字の大きさは」という東京本社デザイン部長の短い文章があります。そこに1951年、81年、91年、01年の朝日新聞の実物大の本文文字の変遷が載っていて、興味深く眺めました。新しくなるにつれてすくすくと大きくなっていて、51年当初の文字など、今のルビぐらいちっぽけに見えます。
その朝日新聞は〈9月にちょっとだけ太めのくっきりした文字に衣替えします〉と同文のなかで予告されています。そういえば仏教専門誌『大法輪』はすでに今年6月号から本文を太い文字に切り替えておりました。
読みやすさを追求するにも、文字の拡大化はもはや限界、ならばより太く、というのが時代の趨勢のようです。
