1月に始まる展覧会から、宗教関連のものをピックアップします。開始日順で、引用文は各館サイトからの抜粋です。(なお情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「年始特別陳列展」
1/1〜2/28 上原仏教美術館
〈作品保護のために常設展示していない所蔵品や寄託品を展示します。前期(1月1日〜1月31日)平山郁夫、村上華岳の日本画、後期(2月1日〜2月28日)井上球二『童仏』連作。なお、寄託品の吉田寺阿弥陀三尊像( 静岡県指定文化財、鎌倉時代)は全会期中、展示を予定しております。〉
- 「神仙図」
1/2〜28 京都国立博物館
〈中国の宋時代から近代、日本の室町から江戸時代にかけての神仙図を総合的に取り上げ、その諸相と展開を概観します。〉
- 「神像」
1/2〜3/25 京都国立博物館
〈今回の特集陳列は、われわれの先祖たちが神々の姿としてどのようなイメージをいだいていたのかを、古代から中世にかけてあらわされた彫像および絵像をとおして知ろうとするものです。神々の姿とは、われわれの先祖たちの心を如実に反映しているもの、ということが言えるでしょう。神像の姿を通して、先祖の心に触れていただけましたら幸いです。〉
- 「若狭の仏画」
1/3〜2/12 福井県立若狭歴史民俗資料館
〈若狭地域には数多くの仏教絵画が伝わっています。これらは、仏教彫刻と並んでこの地域での仏教の隆盛と、文化の普及を物語り、京都との深い結びつきを示しています。今回はそうした仏画を、福井県指定文化財4件、市町指定5件を含めて多数展示して、この地域の仏教美術の一端を紹介します。〉
- 「上寺山餘慶寺と豊原北島神社 備前南部の文化財」
1/5〜2/4 岡山県立博物館
〈奈良時代の開創と伝えられ、神仏習合時代の名残が今も残る瀬戸内市邑久町の餘慶寺と豊原北島神社。この2寺社に伝来する国指定重要文化財・県指定重要文化財を含む、彫刻・絵画・武具等を紹介します。〉
- 「日本の建築」
1/10〜2/12 国立歴史民俗博物館
〈国立歴史民俗博物館では、日本の建築史にとって重要な建築の建築模型を所蔵しています。これは縮尺10分の1で、現実にある建物を忠実に再現したもので、現場ではわかりにくい建物の全体的な姿や、細部、構造を見ることが出来ます。開館以来、これらの模型を順次展示してきましたが、今回は慈照寺東求堂と今西家、旧北村家という民家2棟を取り上げます。〉
- 「書の名筆 書のデザイン」
1/12〜2/12 出光美術館
〈本展では中国・漢時代から現代書の秀作まで、デザイン性に富んだ優品を厳選し、改めて書の大いなる魅力を探ります。伝統と革新の狭間に生まれた、多種多彩な書の名筆をどうぞお楽しみください。〉
- 「写真パネル展 きのくにの国宝」
1/13〜1/28 和歌山県立博物館
〈和歌山県には国宝・重要文化財をはじめとする数多くの文化財が残されています。この展示では、県内に残る国宝のうちのいくつかを、写真パネルで紹介します。〉
- 「埋もれた仏たち」
1/16〜4/1 福岡市博物館
〈市内の開発にともなって行われる考古学的発掘調査は毎年多数にのぼり、それに伴って出土した遺物もおびただしい量である。今回はそのなかから金銅製菩薩像などの、埋もれていた仏教遺物を選出して紹介します。〉
- 「館蔵仏教美術展」
1/16〜4/15 福岡市博物館
〈福岡市博物館には開館以来収集してきたさまざまな仏教美術資料があります。本展示では仏像や梵鐘などの美術工芸品のほか、市内から出土した経筒などを一挙公開します。〉
- 「金色の肌の光 光浄寺の日光・月光像」
1/16〜2/25 佐賀県立博物館・美術館
- 「四国埋文巡回展 発掘へんろ」
1/18〜2/18 香川県歴史博物館
- 「旅と祈りの道 阿波の巡礼」
1/19〜3/18 徳島県立博物館
〈阿波の歴史における巡礼といえば、四国遍路を思い起こすことが多いと思いますが、西国や坂東、秩父の観音霊場巡礼、六十六部廻国巡礼なども行われていました。また、観光を兼ねて伊勢や高野山などへの参詣が行われることもありました。こうした阿波の巡礼にスポットを当て、歴史の中の道と人との関わりについて考えてみたいと思います。〉
- 「法隆寺金堂壁画 コロタイプ版複製を中心として」
1/20〜3/4 笠岡市立竹喬美術館
〈このたび竹喬美術館では、法隆寺金堂の第一号壁から第十二号壁にいたる壁画のコロタイプ版による原寸複製を中心とする展覧会を開催します。この至宝の美術史的な価値再確認するとともに、歴史的な遺産としての絵画の「複製と模写」という課題についても考察したいと思います。〉
- 「下野薬師寺展 これまでの発掘の足跡」
1/27〜3/11 栃木県立しもつけ風土記の丘資料館
〈文献からわかる下野薬師寺。次々に明かとなってくる発掘調査成果。考古学が、下野薬師寺をどのように考えてきたかを、パネル展示を中心に、分かりやすく解説します。〉