(1)
『道元の冒険』
日程:7/7〜28(東京・Bunkamuraシアターコクーン)
8/3〜10(大阪・シアターBRAVA!)
作 :井上ひさし
演出:蜷川幸雄
出演:阿部寛、栗山千明、北村有起哉、横山めぐみ、高橋洋、大石継太、片岡サチ、池谷のぶえ、神保共子、木場勝己
内容:〈日本曹洞宗の開祖・道元と怪しげな新興宗教の教祖。七百年余りの時空を越えて、夢の世界でもつれあう二人の男の記憶と思想。〝冒険〟の果てに描き出される、信仰と社会の狂気とは?ブラックユーモア溢れる言葉遊びや、多彩な劇中歌など、井上戯曲の陽性の魅力が怒涛のごとく感じられる濃厚な劇世界!〉(主催者ホームページから)
(2)
『禅の声明』
日程:5/3(東京・国立劇場小劇場)
演目:〔第一部〕總持寺の朝 振鈴〜暁天坐禅〜朝課、「首座法戦式」
〔第二部〕「歎佛会法式」「万燈供養会」
出演:曹洞宗大本山總持寺
内容:〈横浜市鶴見の總持寺は能登より移転して百年を迎えようとしています。永平寺と共に曹洞宗の大本山であり、百数十人もの雲水が日夜修行に励む禅の道場です。「只管打坐」「威儀即仏法」を旨とする曹洞宗では、その厳格な宗風が仏教音楽にも色濃く反映されています。本山以外での公開はほとんどないため、今回はそうした曹洞禅の音世界にふれる貴重な機会です。〉(公演チラシから)
(3)
『ZEN』(仮題)
日程:09年春公開予定
監督・脚本:高橋伴明
原作:大谷哲夫
出演:中村勘太郎ほか
内容:〈同映画は、鎌倉時代に生きた道元の行実の再現を目指すのではなく、「自己を徹底的に律し、権力に一切迎合せず、只管打坐の生涯を貫いた弘法救生」の人生を通して、戦後六十年に生きる現代人の「心の荒廃」に対して疑問を明示することが狙い。道元と対照的な生き方をした、俗的架空人物「おりん」が、道元との出会いによって救われるなど、貴賎の無い仏道を描く。〉(『中外日報』3/22付記事「道元禅師の生涯描く映画クランクイン」から)