1月に始まる展覧会から、日本およびアジアの文化・芸術・宗教に関連した内容のものをピックアップします。まずは月前半分。開始日順。引用文は主催者サイトからの抜粋です。(情報収集にあたりましては、観仏三昧さんのデータを参考にさせていただきました)
- 「細川家の至宝 珠玉の永青文庫コレクション」
九州国立博物館
1/1-3/4
〈永青文庫の所蔵品を通じて、細川家の歴史と華やかな大名文化を通観するとともに、稀代のコレクターであった護立の蒐集品をご紹介いたします。〉
- 「つどうみほとけ 成田山新勝寺の仏教絵画展」
成田山書道美術館
1/1-2/26
〈新勝寺で所蔵する「不動明王二童子図」や「両界曼荼羅図」などのほか、釈迦堂に貼り込まれていた狩野一信「風神雷神図」を初公開します。また、1階では成田山書道美術館所蔵の江戸の書を、特別展示室では、九重年支子蒐集の豆雛を展示します。〉
- 「名筆へのいざない 深遠なる書の世界」
海の見える杜美術館
1/1-3/4
〈奈良時代から明治時代に至る日本の名筆をお楽しみいただきます。厳島切、神護寺経、中尊寺経をはじめとした写経の名品。日本文化の中核をなす天皇と宮廷の書。毛利輝元、千利休等の武家・茶人の書。そして、今回の見どころの一つは、初公開の女性の書です。〉
- 「新春特別陳列」
上原仏教美術館
1/1-2/15
〈作品保護の観点から常設展示していない、所蔵品と寄託作品を展示いたします。平山郁夫『雲崗石仏』ほか2点、古写経は『賢愚経断簡』、『金光明最勝王経註釈断簡』などを展示します。寄託品からは松崎町吉田区の吉田寺阿弥陀三尊像、毘沙門天立像を予定しています。〉
- 「北京故宮博物院200選」
東京国立博物館
1/2-2/19
〈北京故宮博物院の貴重な文物から選りすぐりの名宝200件が出品されます。第1部では、今まで門外不出とされていた宋・元時代の書画41件の展示をはじめ、宮廷絵画や文人画の名品、書のファン必見の宋三家、元代文人の名品を一挙公開します。第2部では、清朝最盛期を築いた乾隆帝の4つの肖像画を軸に、清朝の豊かな世界観を読み解きます。〉
- 「入江泰吉の東大寺」
奈良市写真美術館
1/2-4/15
〈奈良大和路の写真家へと入江を導いた東大寺にスポットを当て、風景、仏像、お水取りの作品を紹介します。ひとつひとつの被写体に心から向き合い感謝の思いで作品にした、入江泰吉の東大寺をご覧ください。〉
- 「平清盛」
江戸東京博物館
1/2-2/5
〈厳島神社に伝えられる多数の至宝をはじめ、この時代を生きた人々の肖像画や書跡、主要な源平合戦を描いた絵画のほか、平安末期の文化を象徴する美術・工芸品などを展示し、平清盛が活躍した時代を紹介します。〉
- 「書の美術」
大和文華館
1/6-2/19
〈京都国立博物館所蔵の「一字蓮台法華経」、本満寺所蔵の「一字宝塔法華経」、黒川古文化研究所所蔵の「法華経断簡」を特別出陳いたします。諸作例との比較を通じ、当館の一字蓮台法華経の特色、一字一仏の思想について考察する契機としたいと思います。〉
- 「中国の美術 石仏の美」
熊本県立美術館
1/7-3/25
〈中国・6世紀の北魏・東魏時代から、9世紀の唐時代におよぶ美しい石仏を一堂に展示いたします。なかでも、わが国に仏教が伝来したころに制作された石造三尊仏碑像(東魏時代・542年銘)や、中国仏教美術の最盛期であった唐時代の石造阿弥陀如来坐像(705年銘)、石造地蔵菩薩立像などは、気品にあふれた中国石仏の精華といえましょう。〉
- 「北部九州の霊山と経塚」
九州歴史資料館
1/5-2/26
〈(テキスト情報なし)〉
- 「足利が生んだ心の詩人 相田みつを特別展」
足利市立美術館
1/7-2/12
〈相田みつをの数ある作品の中から、二十歳の初期の作品から晩年の絶筆まで、選りすぐりの100点と愛用品などを展示いたします。また、足利市内の老舗商店で今なお使用されている相田みつをがデザインした包装紙やしおりなども紹介いたします。
〉
- 「鉄斎の器玩 売茶翁没後250年によせて」
鉄斎美術館
1/8-3/18
〈日本の煎茶の祖とされる売茶翁の250回忌を記念して開催する本展では、鉄斎が売茶翁を追慕して制作した道具類や、煎茶に関連する書画などを取り合わせて展示します。おたのしみください。〉
《1月後半分につづく》